国際講座 第4講「ASEAN統合と一帯一路」を開催しました
掲載日:2024年07月29日
2024年7月27日(土)に国際講座 第4講「ASEAN統合と一帯一路」をテーマに吉野文雄国際学部教授を講師として開催しました。
講演は、ASEANの地理的な解説から始まり、その後、様々な経済統計を通じて、ASEAN諸国の経済成長の状況について、日本と比較しながら丁寧な解説がありました。そして、様々な貿易統計からASEAN諸国と中国の貿易の規模からASEANと中国の経済的な近さについて言及がありました。そして、その背景として東南アジアにいる華僑の役割についても話が及びました。
そして、ラオスの高速鉄道、東南アジア諸国のデジタルウォレット、マレーシア、ベトナムの国民車を事例としてASEAN諸国の「カエル跳び」の成功と失敗の例について解説がありました。その上で、東南アジアの経済の歴史に触れながら、東南アジア諸国の経済の特徴について言及がありました。
最後に参加者からの質問に答えましたが、参加者から多くの質問が寄せられ、一つ一つの質問に丁寧な回答がありました。ASEANと重要ながらも情報が入りにくい地域のことに参加者は関心を持って話に聞き入っていました。
次回の国際講座は「どうなる?中東の紛争」をテーマに2024年10月5日(土)10時30分から野村明史拓殖大学海外事情研究所准教授を講師として開催します。
なお、当日、ZOOMで講演をリアルタイムで配信します。遠方でご参加できない方も、ぜひ、オンラインでご参加ください。


問い合わせ
- 研究支援課(文京キャンパス)
- TEL 03-3947-7597