国際講座 第6講「ウクライナ戦争と米露関係の新展開」を開催しました
掲載日:2024年11月11日
2024年11月9日(土)に国際講座 第6講「ウクライナ戦争と米露関係の新展開」をテーマに名越健郎海外事情研究所客員教授を講師として開催しました。
講演は、米国大統領選挙でのトランプ前米国大統領の当選を受けた米国の新政権の対ロシア政策から話が始まりました。トランプ前大統領の個人的な思惑、政治的な手法の他、新政権で要職を務めると予想される人物の立場などから米国の新政権の対ロシア政策の可能性について解説がありました。
そして、ウクライナ戦争の情勢について話が及び、ウクライナ戦争の開戦の背景について、プーチンロシア大統領の歴史観、経歴などから解説がありました。また、北朝鮮軍がウクライナ戦争に派遣されことを受けて、北朝鮮軍のウクライナ戦争での活動の状況の他、露朝関係について、ロシア、北朝鮮の軍事条約について取り上げ、さらに、ロシア国内の徴兵の状況、国防予算などから、ウクライナ戦争の現状、展望について話がありました。
さらに、ウクライナ側の動きについて取り上げ、ゼレンスキーウクライナ大統領の対ロシア政策の変遷、ウクライナ軍の戦い方の変化、ウクライナ国内の状況などについて解説がありました。
最後に、プーチンロシア大統領の30年の長期政権を集大成としての今後の狙いについて取り上げ、旧ソ連圏諸国へのアプローチの可能性について話が及んだ他、ロシアの対日外交についても解説がありました
講演後、質疑応答を行いましたが、多くの参加者から質問があり、このテーマへの関心の高さがうかがえました。
次回の国際講座は「習政権の対米外交の行方」をテーマに2024年12月7日(土)10時30分から富坂聡海外事情研究所教授を講師として開催します。なお、当日、ZOOMで講演をリアルタイムで配信します。遠方でご参加できない方も、ぜひ、オンラインでご参加ください。
- 研究支援課(文京キャンパス)
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