国際講座第7講「習政権の対米外交の行方」を開催しました

掲載日:2024年12月09日

2024年12月7日(土)に国際講座 第7講「習政権の対米外交の行方」をテーマに富坂聡海外事情研究所教授を講師として開催しました。
講演は、冒頭、メディアなどで取り上げられることがある「中国崩壊論」への懐疑的な見方から始まり、メディアでは取り上げられない中国経済の状況について話がありました。特に、米国との貿易摩擦が指摘される中、EV車、中国版GPS、半導体などを事例として挙げながら、説明があり、その上で、トランプ前大統領の再登場が決まったことで注目すべきことについて話が進み、関税、台湾などに話題が進みました。
続いて、中国外交の現状を取り上げ、米国の秩序に対抗するためにBRICS、上海協力機構を中国がどのように位置づけ、実際に動いているかについてウクライナ侵攻後のプーチンロシア大統領への対応などを挙げながら解説がありました。また、中国のアフリカへの進出についてもインフラ投資などの具体的な例を挙げながら解説がありました。
講演後、質疑応答を行いましたが、時間内で答えきれないほどの多くの参加者から質問があり、中国情勢、米中関係への関心の高さがうかがえました。

次回の国際講座は「アフガニスタンと日本」をテーマに2025年2月8日(土)10時30分から髙橋博史元アフガニスタン大使を講師として開催します。なお、当日、ZOOMで講演をリアルタイムで配信します。遠方でご参加できない方も、ぜひ、オンラインでご参加ください。

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