国際講座 第1講「トランプ外交と2025年を展望する」を開催しました
掲載日:2025年04月21日
2025年4月19日(土)に佐藤丙午海外事情研究所・国際学部教授を講師として国際講座 第1講「トランプ外交と2025年を展望する」を開催しました。
講演は、冒頭、トランプ米国大統領による関税をめぐる日米交渉を入口として、トランプ米国大統領からはじまる2025年の世界のリスクについて取り上げ、関税をめぐり、トランプ米国大統領と話し合いをしようとする国々と報復関税で対抗しようとする国々の二つに分かれている点について言及があり、続いて、朝鮮半島の核をめぐる問題、アフリカの今後の世界における役割について解説がありました。
続いて、トランプ米国大統領の政策の背景として、現代社会における課題について、民主主義をめぐる問題、国連をめぐる問題を取り上げました。前者では、移民をめぐる問題、ハーバード大学への補助金をめぐる問題などを取り上げながら説明がありました。後者では、国際的な意思決定の問題を取り上げ、国家間の意思決定をめぐる問題、国境をめぐる問題を取り上げました。
最後に今後の国際秩序の可能性について取り上げ、トランプ関税をきっかけとした世界のブロック経済化、エネルギーをめぐる問題の他、大国と中小国との関係などを取り上げながら解説があり、まとめとして、これらのことが日米安保に与える影響について話が及びました。
講演後、質疑応答を行いましたが、様々な視点から多くの質問が寄せられ、現在の世界情勢に対する関心の高さを知ることができました。
次回の国際講座は5月25日(土)10時30分から「大統領選挙前に見る大統領選挙後の韓国」をテーマに梅田皓士海外事情研究所助教を講師として開催します。なお、当日、ZOOMで講演をリアルタイムで配信します。遠方でご参加できない方も、ぜひ、オンラインでご参加ください。
また、現在、本学HPで国際講座第4講まで、海研ゼミ第2講までの受付をしています(https://req.qubo.jp/takudai-oc/form/kokusaikouza)。海外事情研究所は引き続き、積極的な情報発信に務めます。

講座

佐藤丙午先生
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