国際講座 第3講「国際平和協力の歩みと日本のイラク派遣」を開催しました

掲載日：2025年06月24日

2025年6月21日（土）に番匠幸一郎海外事情研究所特任教授(元陸上自衛隊西部方面総監・元陸将)を講師として国際講座 第3講「国際平和協力の歩みと日本のイラク派遣」を開催しました。

講演は、冒頭、現在の国際情勢と100年前の国際情勢の比較からはじまり、続いて、様々な地図を用いて見方を変えながら、日本を取り巻く国際的な環境について言及がありました。そして、中東情勢に話が及び、自衛隊をイラクへ派遣するきっかけとなったイラク戦争について話が及び、南スーダンなどへのＰＫＯや現在、日本が取り組んでいる国際協力について解説がありました。

続いて、自衛隊のイラク派遣について、派遣に至る経緯、事前の準備、現地の様子、現地での活動などについて話がありました。そして、現地での活動について詳細な説明があり、現地での取り組み、気を付けたことなどの他、「日本式」の支援活動について解説がありました。また、当事者であるイラクや第三国からの自衛隊の活動に対する評価についても紹介がありました。

最後に日本の安全保障を取り巻く環境について取り上げ、国際情勢の他、最近の日本の防衛政策について解説がありました。

講演後、質疑応答を行いましたが、様々な視点から多くの質問が寄せられました、中東情勢が激化し、紛争に目が向きやすい中、紛争後の対応というあまり接することがない話に加えて、当事者からしか聞けない話に触れることができた時間でした。

次回の国際講座は7月19日（土）10時30分から「トランプ2.0の衝撃と台湾海峡情勢」をテーマに門間理良海外事情研究所教授を講師として開催します。なお、当日、ZOOMで講演をリアルタイムで配信します。遠方でご参加できない方も、ぜひ、オンラインでご参加ください。

また、現在、本学ＨＰで夜間開講、少人数型の「海研ゼミ」第2講の受付を行っています（https://req.qubo.jp/takudai-oc/form/kokusaikouza）。
国際講座でお時間が合わない方は、ぜひ、「海研ゼミ」にご参加下さい。多くの方のご参加をお待ちしています。

番匠幸一郎先生

会場の様子

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