国際講座 第4講「トランプ2.0の衝撃と台湾海峡」を開催しました

掲載日:2025年07月23日

2025719日(土)に門間理良海外事情研究所教授を講師として国際講座 第4講「トランプ2.0の衝撃と台湾海峡」を開催しました。

講演は、冒頭、トランプ米国大統領による関税をめぐる問題を取り上げ、トランプ米国大統領の政権運営の特徴について言及があり、関税問題に対する各国の指導者の対応を取り上げながら、米中の対立構造の根本的な要因について解説がありました。また、中国の内政、軍事、外交についても言及があり、内政では中国共産党内の人事の動向から習近平総書記の権力の動向、外交では中国とグローバルサウスとの関係、軍事では南シナ海における中国軍の動き、日本に対する圧力の強化について解説がありました。

続いて、台湾情勢に話が進み、まず、中台関係を取り上げ、最近の中国と台湾との関係について指導者の発言から両岸関係の現状、台湾内政については、中国との関係に対する世論の動向などから解説がありました。さらに外交については、米国との関係を中心に解説がありました。

最後に台湾有事の可能性を取り上げ、認知作戦等による台湾への圧力強化の可能性について言及があり、また、可能性が指摘される軍事的なオペレーションについて解説がありました。

講演後、多くの質問が寄せられましたが、一つ一つの質問に対して丁寧な回答がありました。

次回の国際講座は104日(土)1030分から「トランプ大統領が見る中東の将来」をテーマに野村明史海外事情研究所准教授を講師として開催します。なお、当日、ZOOMで講演をリアルタイムで配信します。遠方でご参加できない方も、ぜひ、オンラインでご参加ください。

海外事情研究所は、国際講座の他、夜間開講・少人数型の「海研ゼミ」も開催しています。多くの方のご参加をお待ちしています。

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会場の様子

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門間教授

問い合わせ
研究支援課(文京キャンパス)
TEL 03-3947-7166