国際講座 第6講「8年かけてデカップリングに備えてきた中国の戦略」を開催しました

掲載日:2025年11月13日

2025118日(土)に、富坂聡海外事情研究所教授を講師として国際講座 第6講「8年かけてデカップリングに備えてきた中国の戦略」を開催しました。

講演は、APECに併せて行われた日中首脳会談の評価から始まり、首脳会談を通じて見えた中国側の外交方針について解説がありました。また、今回の首脳会談を通じて外交のあり方についても言及がありました。また、中国をどのように捉えるかとの問題認識の下、日中間の認識に違いについて中国側の視点を交えながら解説がありました。

続いて、米中首脳会談に話が移り、関税問題、台湾をめぐる問題を中心に海外メデイアの報道などを紹介しながら、米国の変化について言及があり、これらの問題に対する米中相互の立場について解説がありました。

後半は、米中の経済関係を取り上げ、米国経済における中国の役割について言及があり、半導体、北斗衛星システムなどの事例を示しながら、中国が進めてきた政策について説明しながら、中国外交がこれからどのように進むかとの視点から解説がありました。

次回の国際講座は126日(土)1030分から髙橋博史海外事情研究所客員教授・元駐アフガニスタン大使を講師として「アフガニスタンと日本」をテーマに開催します。なお、当日、ZOOMで講演をリアルタイムで配信します。遠方でご参加できない方も、ぜひ、オンラインでご参加ください。

海外事情研究所は、国際講座の他にも、夜間開講・少人数型の「海研ゼミ」も開催しています。国際講座、「海研ゼミ」共に、参加の受付をしています。多くの方のご参加をお待ちしています。

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会場の様子

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富坂教授

問い合わせ
研究支援課(文京キャンパス)
TEL 03-3947-7597