国際講座 第8講「国際情勢の変化と日本の食料安全保障」を開催しました
掲載日:2026年03月14日
2026年2月7日(土)に茂木創国際学部教授を講師として国際講座 第8講「国際情勢の変化と日本の食料安全保障」を開催しました。
講演では、冒頭、2025年に話題となり、「令和の米騒動」とも呼ばれた米価格の高騰と政府備蓄米の放出などから話が始まり、食料安全保障を見る時の切り口の多さについて言及がありました。その上で、米価格の高騰について米価格の推移を概観しながら、国内事情の他、ウクライナ戦争、米国の金融政策などの国際情勢に触れながら解説がありました。
次に、食料安全保障に話が及び、「食料・農業・農村基本法」を切り口として、食料安全保障が同法に追加されたことを挙げながら、輸入相手国の多様化、投資の促進などが明記されたことに触れ、その意味について解説がありました。また、過去に生じた輸出規制の事例を挙げながら、野菜種子の国産化についても問題提起がありました。その上で、食糧問題の難しさとして、海上輸送ルートの問題を取り上げ、日本周辺で有事が生じた場合の輸送コストの上昇などの問題に触れ、同時に生じる問題について解説がありました。
さらに、農業や農村が抱える問題や観光や日本食ブームなどにもの触れ、米の増産だけでは問題は解決しないとの指摘がありました。 最後に高市総理が所信表明演説で食料安全保障に触れたことを挙げながら、国家戦略としての食糧問題を取り上げ、現在の日本政府の食糧問題、食料安全保障への取り組みについて解説があり、地政学的なリスクや日本の国内の課題にも触れながら、この問題が抱える課題について言及があり、生産者、消費者双方の立場から議論することの必要性について指摘がありました。
今年度の国際講座は、今回で終了しました。2026年度の国際講座の予定は、今後、本学ホームページ等でお知らせします。次年度も多くの方の国際講座へのご参加をお待ちしています。
海外事情研究所では、国際講座の他、少人数型の「海研ゼミ」、安全保障総合シンポジウム、機関誌『海外事情』、研究所ホームページ、各種SNSなどで情報の発信を行っています。海外事情研究所では、引き続き、積極的な情報発信に努めます。
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