学会において最優秀ポスター賞を受賞しました
掲載日:2024年11月25日
電子情報通信学会MIKA(Multiple Innovation Kenkyu-kai Association for wireless communications)による研究発表会(2024年10月28日から30日・岡山コンベンションセンター)において、工学研究科・機械・電子工学専攻・博士後期課程1年・服部元磨さん(前山研究室・北海道深川西高等学校出身)が最優秀ポスター賞を受賞しました。
服部元麿さんの研究は「HAPS追尾のためのゾーニングによる薄型化・軽量化レンズアンテナのビーム走査特性の検討」です。次世代無線通信システムとなるBeyond 5G/6Gでは、上空を飛行する基地局であるHAPS (High Altitude Platform Station) を利用することで通信エリアを構築することを考えています。これにより、山間部など電波の届きにくい地域では通信環境が大幅に改善され、次世代無線通信システムのさらなる利便性の向上が期待できます。そのHAPSと地上局を結ぶ長距離通信のための高利得アンテナの実現方法としてレンズアンテナシステムがあり、そのレンズを適切な屈折率を持つ材料を電波の放射方向に合わせて適切に配置するというゾーニングという技術を用いることで、通常のレンズに対して約1/4の薄型化・軽量化を実現した結果を発表し、高い評価を得ることができました。