【オープンカレッジ】 途中からの受講も可能です ―外国語講座(チベット語クラスの紹介)― | 公開講座 | ニュース一覧 | 拓殖大学

【オープンカレッジ】 途中からの受講も可能です ―外国語講座(チベット語クラスの紹介)―

掲載日:2015年06月01日

7世紀から9世紀中頃に栄えた吐蕃王国の時代、チベット語は中央アジアの一種の共通語となっており、異民族の契約文書などもチベット語で記させたと言われています。現代においてもチベット文化圏は想像以上に広く、チベット自治区から四川・雲南・甘粛省の一角、更に目を南に向けるとブータンやインドのラダックやスピティ地方、ネパール山岳地帯などに広がっています。そしてこれらチベット文化圏に緩やかな、しかし大きな一体感をもたらしているのが、チベット語とチベット仏教なのです。

チベット文字はインドの古代の文字を手本に作られたものであり、表音文字です。ただその表記は発音されない古い綴りがかなり多く残っているため、多少習得に苦労を伴います。それとは逆に話し言葉は、日本語と語順が極めて似ていることもあり、欧米の言語と比べると日本人には馴染みやすい言語です。

今回ご紹介するチベット語講座は火曜日開講の入門クラスで、担当は拓殖大学言語文化研究所講師のリンジン・ドルマ・ギャリ・野口先生、また写真ではご紹介できませでしたが、文法関連の担当は拓殖大学言語文化研究所講師の三浦順子先生です。

チベット語を初めて学習する方を対象に、チベット文字の読み書きを学び、同時に挨拶文や動詞の活用を学びます。最終的な目標はチベットを訪れた際に、簡単な会話が出来る程度の能力を身につけることとしています。

本学の教学の理念に基づき、学術全般を広く社会に還元すべく開講している外国語講座は今年度で55年目を迎えました。空きのあるクラスは途中からの受講も可能ですので、詳細は拓殖大学ホームページ「語学ラインナップ」https://www.takushoku-u.ac.jp/extension/frgn_lang/list.html をご覧ください。

本学学生の受講も歓迎します。詳しくはオープンカレッジ課(文京キャンパス)まで問い合わせてください。

150601open01.jpg
入門クラス
150601open02.jpg
リンジン講師