拓殖大学海外事情研究所附属台湾研究センターが7月23日、設置記念シンポジウムを開催 | 公開講座 | ニュース一覧 | 拓殖大学

拓殖大学海外事情研究所附属台湾研究センターが7月23日、設置記念シンポジウムを開催

掲載日:2016年07月26日

平成28年4月にスタートした拓殖大学海外事情研究所附属台湾研究センターの設置を記念して、7月23日(土)、後藤新平・新渡戸稲造記念講堂において、 記念講演・シンポジウムが行われました。

初代センター長・川上高司海外事情研究所所長の開会挨拶の後、この日の記念講演ために来日された羅福全先生(元台北駐日経済文化代表処代表)は、 自伝『台湾と日本のはざまに生きて』をもとに、祖国・台湾を離れ、日米に留学し、国連職員等として世界中を駆け巡った約半世紀に及ぶ海外生活を力強く語られ、 質疑応答では、蔡英文新政権の政策課題や中国民主化の見通しについても独自の見解を示されました。

記念シンポジウムでは、台湾研究センターの玉置充子研究員と、『日本統治時代の台湾』等の著作で知られる台湾のエッセイスト・陳柔縉先生から、 奇跡的に残された行政文書(「鶯歌庄文書」)と、日本人ビジネスマンが掲載した新聞広告という、対照的な資料をもととした、 日本統治時代の台湾基層社会に関する講演二題が行われました。

閉会挨拶は渡辺利夫学事顧問。入場者は約170人(うち一般参加者145人)。台北駐日経済文化代表処からは、郭仲煕副代表ほか四名が参加されました。

会場を東京ガーデンパレスに移して行われた羅福全先生歓迎の懇親会では、福田勝幸理事長が、 「台湾と日本はともに励まし合い、お互いに学び合って、代々に幸福な人生をもたらしたい」 という台湾の世界的企業家・許文龍先生(本学名誉博士)の言葉を引いて、日台交流の促進に向けた台湾研究センターの抱負を述べました。

20160726taiwan01.jpg
20160726taiwan02.jpg
20160726taiwan03.jpg

初代センター長・川上高司海外事情研究所所長

20160726taiwan04.jpg

羅福全先生(元台北駐日経済文化代表処代表)

20160726taiwan05.jpg

台湾研究センター・玉置充子研究員

20160726taiwan06.jpg

台湾のエッセイスト・陳柔縉先生

20160726taiwan07.jpg

閉会挨拶 渡辺利夫学事顧問

20160726taiwan08.jpg

渡辺利夫学事顧問