政治経済研究所主催公開講座「変化する北朝鮮情勢~現状と展望~」が開催されました | 公開講座 | ニュース一覧 | 拓殖大学

政治経済研究所主催公開講座「変化する北朝鮮情勢~現状と展望~」が開催されました

掲載日:2018年05月24日

5月19日土曜日 拓殖大学政治経済研究所主催公開講座「変化する北朝鮮情勢~現状と展望~」が開催されました。講師は北朝鮮の専門家で立命館大学で教えておられる鐸木昌之先生(元尚美学園大学教授)です。前夜から降っていた雨もやみ、青空が広がる中、熱心な受講者にお集まり頂きました。

講座は最近の米朝会談決定までの動きから、「首領の領導芸術」と北朝鮮が称する戦略に振り回されている現状の説明に始まり、核問題に関して米朝両国が目指すところの隔たりが指摘され、考えられる今後のシナリオが提示されました。その分析において北朝鮮の特異なシステムについて言及され、絶対的権威と権力を持つ存在である「首領」を中心とした体制を維持するための権力組織や資金を調達するメカニズムが作られているという貴重な情報が紹介されました。動きの激しい朝鮮半島問題ですが、表面的な動きの分析にとどまらず、鐸木先生の長年のご研究の成果を惜しみなく披露していただいた興味深いものでした。

尚、当日の資料は本学ホームページ 「機構・研究所 政治経済研究所」 をご覧ください。
次回の公開講座は11月10日土曜日13時より「島と海、中国の誤った行動と正しい対応策」を開催予定です。講師は本学政経学部安保公人教授です。
本学は、地域に開かれた大学をモットーに、本学付属研究所の各研究所が中心となり多くの方に有益な公開講座を企画・実施しています。 今後のスケジュールに関しては本学のホームページ「公開講座」をご参照ください。

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政経研講座 鐸木先生

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会場の様子