【イスラーム研究所】タフスィール公開研究会が開催されました

掲載日:2022年09月22日

9月17日(土)、イスラーム研究所主催による今年度第3回目のタフスィール公開研究会が開催されました。今回は、拓殖大学イスラーム研究所名誉教授の柏原良英先生がクルアーン(コーラン)の第26章(詩人たち章)10節から68節までを解説しました。

今回は、26章で語られる預言者たちの物語の中で最初に登場するムーサー(モーゼ)とハールーン(アロン)とエジプト王ファラオとの物語について解説されました。二人の預言者が何故エジプト王の所へ遣わされるようになったかの経緯から、ムーサーの奇跡として知られている杖が蛇になる話や、イスラエルの民を引き連れてエジプトからパレスチナに脱出するときに杖で海を打つと海が割れて対岸に渡ることが出来、後を追ってきたファラオの軍隊がそこに入った時に海が元に戻り、軍隊が壊滅してしまったという有名な物語がクルアーンの中ではどのように書かれているかが解説されました。参加者は25名でしたが、皆さん真剣に聞き入っていました。

次回は1119日(土)の開催を予定しています。イスラーム研究所は日本語訳のクルアーンテキストを使って分かりやすく解説(タフスィール)することにより、一人でも多くの方に正しいイスラームの知識を広めたいと考え、この講座を開催しています。

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イスラーム研究所