【人文科学研究所】文京アカデミア講座を開講しました

掲載日:2022年11月24日

本学では(公財)文京アカデミーとの共催による生涯学習講座を開講しています。人文科学研究所は2022年度、文京アカデミア講座として、10月に村上祐紀所員(政経学部准教授)による「【森鷗外没後100年記念事業】森鷗外作品の女性たち」(全3回中2回目)を、文京区シビックホール学習室において対面式で開講しました。
本講座は、「森鷗外作品の女性たち」という共通テーマの下、3人の講師がリレー形式で講座をおこなう形で展開されました。第2回では「鷗外が書いた女性―「新しい女」を中心に」と題し、特に鷗外の女性観や周辺にいた女性たちを手がかりに、鷗外作品に描かれる「新しい女」について論じました。とりわけ、鷗外作品には、従来の「新しい女」の理解を超えた幅広い女性理解が見られることを、いくつかの作品を紹介しながら明らかにしました。
受講生は大変熱心に聞いてくださり、アンケートのコメントでも「鷗外のまだ読んでいない作品も手にとっていきたいと思いました」「森鷗外の描く女性を通じて彼の人生とも照らし合わせながら面白く受講できました」など、好評でした。参加者の皆様には厚く御礼を申し上げます。
今後も人文科学研究所では、人文社会科学に関わる刺激的な講座を開講していく所存です。皆様におかれては、受講をご検討頂ければ幸いです。

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