【商学研究科】拓殖大学の修士院生が筑波大学の博士課程に合格しました

掲載日:2018年09月27日

拓殖大学の学部や別科から他大学の大学院修士課程に進学する人は時々おられますが、本学修士課程の院生が国立大学の博士課程に進学する人は珍しいと思います。

拓殖大学大学院商学研究科博士前期課程国際物流専攻の張璐さんは、さらに博士課程で研究するため、2018年8月22日筑波大学大学院博士後期課程システム情報工学研究科社会工学専攻を受験し、9月11日見事合格しました。

受験科目は、博士課程における研究テーマの英語によるプレゼンテーション(10分間)と20分間にわたる英語による質疑応答でした。張璐さんの研究テーマは、An analysis of the importance of RFID technology on optimal profit and service level in the fashion supply chain(アパレル製品のサプライチェーンにおける最適な企業利益とサービス水準に及ぼすRFIDの重要性の分析)です。演習教員を除く3人の審査教員による英語による質疑応答では、博士課程における研究テーマに関して研究する意義、すなわち研究する価値があるか否かと、研究目的を達成する方法「計量モデルのシュミレーション」に質問が集中したようです。

張璐さんが3倍強の競争率を乗り越え合格した理由には、何よりも3ヶ月間拓殖大学D館5階の院生自習室で日夜準備に取り組んだ張路さんの卓越した集中力と筑波大学の教職員の方の温かい助言、そして本学商学研究科国際物流専攻の院生の支援があったからだと思います。受験日が間近に迫った2018年8月7日、張さんの英語によるプレゼンテーションを後押しするため、国際物流専攻の院生6人が集まり、全員英語による質疑応答を行ったことも特筆されます。張さんはこれで「多くの人から支えられている、頑張らなければ」と感じ、不安感が和らいだよう。張璐さんの筑波大学大学院博士課程における活躍を期待したいと思います。

文責(芦田誠)

向かって前列左の方が張璐さん

向かって前列左の方が張璐さん