工学研究科の大姶良義将さん:日本デザイン学会 グッドプレゼンテーション賞を受賞

掲載日:2019年07月16日

博士後期課程2年の大姶良(おおあいら) 義将さん[工学研究科,情報・デザイン工学専攻,岡崎 章 研究室]が、日本デザイン学会 第66回春季研究発表大会において、グッドプレゼンテーション賞を受賞しました。

本大会は、2019年6月28日~30日に名古屋市立大学で開催され、発表は29日でした。

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受賞年月日

2019年6月30日

研究タイトル

「心理量と感覚量を同時に評価するツールの有効性の検証」

研究概要

看護では、患者の状態を把握することは重要ですが、とりわけ痛みを把握するのは難しいのが現状です。患児では、なおさら正確に伝えることが難しく、医療従事者側からの継続的なコミュニケーションが必要不可欠でした。

先行研究として、「Pamin:痛みの強さと周期を表現できる評価ツール」を開発していますが、これは痛みのレベルと周期に限られており、不安感や孤独感など心理的苦痛も加わったトータルペインを把握することは難しいものがありました。

そこで心理量と感覚量の両方を同時に評価し、さらにその関係性を可視化することが、これらの問題を解決できると考えて、痛みや痺れといった感覚量と不安感やモヤモヤ感などの心理量を同時に表現できる評価ツールを開発することにしました。

本稿では、制作した評価ツールによって複数の心理量・感覚量を同時に評価できるかを検証することを目的として実験を行い、その有効性を明らかにしました。