【言語教育研究科】博士後期課程の権 宇琦さんが「漢字文化圏近代語研究会」で発表しました

掲載日:2020年12月14日

言語教育研究科 博士後期課程 言語教育学専攻3年の権 宇琦(ケン ウキ)さん(中国からの留学生)が、20201212日に、上海外国語大学で開かれた「第19回 漢字文化圏近代語研究会:東アジア言語における漢字語彙の過去現在と未来」(オンライン開催)で、研究発表を行いました。

権さんは、近代医学用語に関する日中語彙交流について研究しています。今回の発表タイトルは、「近代医学用語「結石」についての考察」で、オランダ語「steen」の訳語である「結石」の成立や普及、伝播について、日本や中国、オランダの文献資料を用いて明らかにしたことを発表しました。発表では、古今東西の多くの資料を駆使して、明快な論理が展開され、司会者からは「すばらしい発表」と評されていました。

権 宇琦さんのコメント

第19回 漢字文化圏近代語研究会で、例えば「音楽用語」などの専門用語の受容についての研究や「漢語の語構成」についての研究などを聞いて、日中語彙交流は多面的に研究が行われていることがわかりました。わたしは「医学用語」の研究を発表しましたが、会場の方々からさまざまなご指摘をいただき、不足点を知ることができ、誠にありがたく思いました。非常にいい経験をさせていただきました。

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権さんの発表のようす