【言語教育研究科】大学院生の自主勉強会が、学生たちの研究意欲を盛り上げています

掲載日:2021年09月22日

言語教育研究科(博士後期課程・博士前期課程)では、ゼミなどの授業とは別に、毎月、自分たちで自主勉強会を開いています。
第7回となった2021918日(土)の勉強会では、博士前期課程(日本語教育学専攻)2年生の劉淼(中国出身)さんが、「『利益(りえき)』は翻訳語か」というタイトルで、「利益」という語が、「ご利益がある」というときの「りやく」から、利潤という意味の「りえき」に、どのように変わっていったのかについて、多くの文献資料を調査して得た結果を発表しました。
発表者の結論は、ここに、オランダ語のwinst(profijt)、あるいは、英語のprofitの影響が見られる(「利益」は「翻訳語」である)というものでしたが、参加者からは、次々と疑問点が出され、白熱した議論が交わされました。
実は、今回は、特別に、近代漢語研究・日中言語交渉史研究の第一人者である成城大学教授の陳力衛先生に、オブザーバーとしてご参加いただいていたのですが、陳先生からは、貴重なコメントをたくさんいただきました。
この勉強会は、大学院生たちにとって、とても勉強になり、また、励みになっていて、研究意欲を大いに向上させているようです。

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質疑応答の様子