【言語教育研究科】博士後期課程の田坂康浩さんが「語彙・辞書研究会」で発表しました
掲載日:2021年12月06日
2021年12月5日に、「語彙・辞書研究会 第60回 研究発表会」(オンライン開催)で、言語教育研究科博士後期課程(言語教育学専攻)2年の田坂康浩さんが、「敬称「さん」の組織名等への多用に見る敬意の揺れの考察」というタイトルで、研究発表を行いました。
語彙・辞書研究会は、「語彙・辞書研究の発展をはかることを目的とする」研究会で、日本語語彙論の研究者や、辞書の編集者などが多く参加しています。
田坂さんの発表は、近年よく聞かれるようになった、「三省堂さん」、「法務部さん」、「企業さん」のような、組織名等に「さん」を付ける表現について、金融審議会議事録を主な資料として調査した結果を発表したものです。このような「さん」付けについては、これまでも指摘されてきましたが、その実態について、豊富な資料と詳細な分析で明らかにした点が評価されていました。
田坂康浩さんのコメント
今回、限られた時間で発表するため、自身の研究を見直す機会を持つことができ、その過程で新たな課題が見つかったほか、発表時の質疑等を通して多くの示唆が得られ、今後、研究を更に進めていく上での貴重な経験となりました。
田坂さんの発表のようす(三省堂本社会議室)