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ダルマプルサダ大学でCAD集中講義を実施しました

掲載日:2015年09月24日

本学では、ダルマプルサダ大学(インドネシア東ジャカルタ)の「ものづくり」教育を支援するために現地で集中講義を実施しています。今回は春の講義に引き続き、CAD技能者育成を目的としたCAD日本語およびAutoCADの講義と演習を実施しました。
8月28日(金)より9月8日(火)まで行われた講義は、本学工学部機械システム工学科の 木原 幸一郎准教授と三神 祐毅助手および基礎教育系列の小林 伊智郎准教授が担当しました。

今回は「組み立て図から部品図へ」を目標として、本学で使用するCAD演習教材を使用しながら、より高度なCAD技能の習得を目指しました。前回の復習からスタートし、受講生の理解度を確認しながら、前回持参したアクリル製金型模型の部品や加工状態を図面化することにも取り組みました。

また、新たにCADで使用する用語を、専門日本語として教える「CAD日本語」を授業として取り入れ、午後のCAD演習では、このCAD日本語を使用して演習を行いました。 授業では、英語やインドネシア語、日本語により、できるだけ分かりやすく講義と演習を行いました。これには、前回と同じく日本語学科の学生がティーチングアシスタントとして全面的に協力してくれました。

参加した受講生からは、「このプログラムで大学の授業にない知識を得ることができた。役に立つ日本語とCADを学んだ。今回は日本語の勉強ができたので、もっとCADのことが学べた。先生の授業は楽しい。CADの授業は面白くてわかりやすい。毎年開いて欲しい。通訳はできるだけ専門のことばがわかるといい、もっと詳しく説明して欲しい。日本語の文法や動詞なども学びたい。」などの声が寄せられました。

ダルマプルサダ大学は、日本とインドネシアの友好と発展のために、インドネシアの日本留学生が中心となって、1986年に設立された珍しい大学です。日本の「ものづくり」精神にならって、インドネシアの産業人材を育成する「ものづくり大学」を目指しています。
本学は、1997年に学術交流協定を締結して以来、日本語弁論大会や短期研修、交換留学生の派遣・受け入れを通じて活発な交流を展開してきました。また、大学内には日本留学アドバイザーを配置して日本への留学支援を行っています。このような背景をもとに、今年より新たな取り組みとして「ものづくり」教育支援に着手しました。今後は、現地の反響や取り組みを参考に、相互連携を深めて更なる教育内容の充実を図りたいと考えています。

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