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【在外公館派遣員制度】グアテマラ現地報告1-在外派遣員の業務について

掲載日:2016年04月26日

在外公館派遣員として昨年9月に在グアテマラ日本大使館に赴任した国際学部のガリドディアス大樹です。

赴任してから約7ヶ月が経ちましたが、グアテマラコーヒーで有名なこの国で、首都のグアテマラシティは経済発展著しい中米一の都市になっています。

2015年には日本との外交関係樹立80周年を迎えました。また、常春と言われており、1年を通して気温の変化はほとんどなく、とても過ごしやすい気候です。

一方、治安は悪化しており、昼間でも外を出歩くことは危険で、移動は全て自動車です。
常に壁に囲まれた生活にはかなりのストレスを感じています。日本での当たり前のような日常生活が、どれだけ幸せだったかを実感しています。

こちらで私が行っている業務は、主に、来訪者の出迎えやアテンド、着任してくる館員の支援(住居契約、自動車購入)、 ホテル・航空券の手配、簡単な資料の翻訳、医薬品の管理、ホームページの改訂などです。グアテマラへの来訪者は多くはありませんが、 大使館のお客様として訪問される際は、私が観光名所をご案内することもあります。
また、空港の儀典室(VIPルーム)を利用して、お出迎えをするなど、貴重な経験もすることができました。

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派遣員は、空港・旅行代理店から病院・不動産会社・自動車ディーラーまで、幅広い分野に関係する業務を行うので、 大使館の中でその国について最も熟知する必要があると感じています。
また、業務の半分は、スペイン語によって行われますので、語学と文化の壁が厚いと感じます。現地の人とのやりとりには、 確認に確認を重ねて、勘違いが生じないよう心掛けています。
派遣員として多少なりとも日本の外交に関わることにかなり責任を感じますが、この経験は自分にとって大きな自信になっていると思います。

今後、ラテンアメリカの世界を日本にもっと知ってもらえるような仕事ができれば良いと考えています。

残り2年半の任期が残っていますが、任期終了後は、まず拓殖大学を卒業し、拓殖大学の卒業生として、ラテンアメリカで開拓の精神を発揮したいと思っています。

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国際学部3年のガリドディアス大樹さん(東京都・日本工業大学駒場高等学校出身)は日本で生まれ育ちましたが、 スペイン人の父に影響され幼いころからスペイン語圏の国に興味を持ちました。
一昨年、拓殖大学留学プログラムの長期研修でメキシコへ留学しており、帰国後の平成27年9月より在外公館派遣員として在グアテマラ日本大使館に派遣されました。
国際学部3年・ガリドディアス大樹さんが在外公館派遣員としてグアテマラに