国際理解教育高大連携(留学生による交流授業)⑪【多文化パーティー】
掲載日:2016年12月16日
12月16日(金)、本学留学生が都立翔陽高校を訪問し、交流授業を実施しました。
今年度の最終授業となったこの日は、先週の授業で準備をした「多文化パーティー」を実施しました。
パーティーはフィリピンの留学生が紹介した「ピノイヘンヨ」というゲームから始まりました。
これは回答者が頭にお題を貼り付けて、回りの人にヒントをもらいながら正解を当てるゲームです。
留学生にとって、日本語を使っての質問は難しかったかもしれませんが、高校生が的確なヒントを出してくれたおかげで、 見事に正解を導くことができました。
チーム一丸となって協力をしながら、答えを見つける姿がとても印象的でした。 高校生だけでなく、留学生にとっても海外の遊びを知ることはとても貴重な経験になったようです。
続いて、伝言ゲームを実施しました。簡単な文章を高校生と留学生が交互に回答者へ繋ぎます。 大音量の音楽が流れるイヤホンをつけたため、皆伝言を聞き取るのに四苦八苦しながらも、 口の動きや部分的に聞こえた音を基に言葉を繋いでいきました。 しかしながら、回答者まで伝言が達した時には、お題から大きくそれてしまい、全く違う言葉となってしまいました。 これには、留学生も高校生も大盛り上がりで、楽しそうな笑い声が教室中に響き渡りました。
最後に今学期で留学を終え帰国する交換留学生から「高校生の皆さんと一緒に勉強できたことはとても貴重な時間でした。
日本のこともたくさん教えてもらえて、嬉しかったです。
もし機会があればぜひ皆さんも留学してください。ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えて、授業は終了しました。
今年度より留学生の発表の際には、若者の失業率や海外の選挙制度や若者の政治参加といった母国のニュースを取り上げて、
少しずつですが社会性のある話題も扱うことができました。
また、高校生の皆さんからも若者言葉や駄菓子といった留学生が楽しみながら学べる文化だけでなく、
スマートフォン利用のマナーやオリンピックといった時事問題を紹介してもらい、
留学生がより深い学習をするきっかけともなりました。
今年度の交流授業はこれにて終了となりますが、次年度以降も楽しみながらお互いに異文化を理解し、 新たな発見のある授業となればと考えています。翔陽高校の皆さん、一年間ありがとうございました。

「ピノイヘンヨ」で回答者になった留学生

「ピノイヘンヨ」で回答者になった留学生

伝言ゲームにもチャレンジしました

伝言ゲームにもチャレンジしました

留学生からお礼の挨拶

翔陽高校の皆さん、ありがとうございました