2016ロサンゼルス在住OB訪問プログラムを終えて
掲載日:2017年03月27日
商学部国際ビジネス学科1年 吉村寧夏

近代五種ワールドカップ

桜植樹記念公園
はじめに
私は国際ビジネス学科で、さまざまな分野の企業について調べたり、将来ビジネスをするために必要なコミュニケーション能力を身につけるための勉強をしてきました。 今回の研修はただ語学を学ぶだけではなく現地の企業や会社を訪問することで、さらに将来の視野や可能性を広げるチャンスでもあると思い参加させていただきました。
研修内容
研修期間の10日間、先輩方の会社をはじめロサンゼルスの観光地や現地の大学など様々な場所を見学し貴重な経験を沢山させていただきました。初めてのアメリカにワクワクし毎日が刺激的だったこの10日間。 今回は特に印象に残っている3件について報告します。
①カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)見学
勉強やスポーツに全力で取り組む学生さんの姿勢に刺激を受けました。
23時以降でも大学の施設や寮で、多くの学生が勉強をしており、試験の前では図書館で徹夜で勉強する学生さんもいるとのことです。
一生懸命夜遅くまで勉強する学生さんの姿を見て自分も同じ大学生として勉強をもっと頑張ろうと思い良い刺激になりました。もちろん勉強だけではなく、スポーツも活発で、広場ではダンスを踊って楽しんでいる学生さんの姿も見かけました。何に対しても全力で挑んで頑張っているアメリカの学生たちに憧れを持ち、私もアメリカの大学で勉強をしたいと思いました。
②近代五種ワールドカップ見学
黒須先輩が役員としていらしてるということで観戦させてもらいました。
いつもテレビの中でしか見たことなかったフェンシングや乗馬は、間近で見るとやはり迫力やスリルがありとても見応えがありました。
最後には選手の皆さんと一緒に写真を撮らせていただきました。
研修には直接は関係ないかもしれませんが、参加していなかったら知らなかった近代五種という競技。
これも何かのご縁だったのだと思います。私たちと同じ世代の若者が世界を舞台に戦っている姿がカッコよくパワーをもらいました。
私も選手の皆さんみたいに世界で活躍できるよう頑張ろうと思いました。
③桜植樹記念公園
ロサンゼルス招待プログラム以前にロサンゼルス支部の方々がやっていた桜事業。
公園には拓殖大学と山本先輩のS.C.Yamamoto社のロゴの碑がありました。
この碑を見て、拓殖大学の偉大さに驚きと嬉しさがありました。
国際的な素晴らしい大学であると改めて実感しました。
感想
ロサンゼルス支部の皆様とのお話、たくさんの貴重な経験をさせていただいた中で一番学んだことは、
「どんなことにも積極的に失敗を恐れず挑戦していく」ということです。
小さい頃は、映画が好きだったから映画の監督になりたいだとか、飛行機を操縦する姿がかっこいいからパイロットになりたいだとか、
そんな単純な理由でも夢を持っていました。
しかし大学生になりもうすぐ20歳、大人になろうとしている今、将来のことを真剣に考えるからこそ現実を見てしまい、
夢を見ることを恐れて将来何をしたいのかわからず、自分自身を見失っていました。
しかし今回の研修で先輩方には「パターンにのっかった人生はつまらない」
「大変なことをやるのが人間の成長」「良い加減に一生懸命やれば必ず結果は残せる」
「自分のプライドを高く持ち絶えず挑戦する勇気をもつ」などといった沢山の背中を押してくれる言葉をかけてくださり、
自分自身を見つめ直すきっかけになりました。先輩は「きっかけを大切に」ともおっしゃっていました。
まさに今回のこの研修が私にとって将来への大きなきっかけです。この研修で私は夢がひとつに決まったわけではありませんが、
夢を見ることへの希望をもつことができました。好きなことや興味のあることに対し失敗を恐れずにもっと挑戦してみようと思いました。
アメリカでショッピングをした時に、アメリカの店員さんは必ず"How are you?"と話しかけてくださいました。
そこから会話が生まれ初対面でも仲良くなって会話を楽しんでいる姿を多々見かけました。
私は英語がわからなかったり、自分の知識不足で恥をかくのを恐れて消極的になってしまい、つい黙ってしまうことがありました。
しかし「恥をかく覚悟をもつ」と先輩に教えていただき、恐れていたら何も始まらないと感じました。
先輩方との交流で、改めて拓殖大学に入学したことが良かったと心から思いました。
実際に海外で活躍されている先輩方と交流できることもこのプログラムの魅力でもあります。
先輩方は一人一人自分のスタイルや考えを持たれています。同じ大学の後輩といっても初対面なのにここまで面倒をみていただいて、先輩方のあたたかさ、人柄の良さを感じました。私は拓殖大学の付属高校出身です。しかし付属高校にもかかわらず、拓殖大学に入学を希望する生徒は年々減ってきています。
こんなにも偉大で国際的で素晴らしい大学なので、私は拓大一高の生徒に拓殖大学の良さ、魅力を伝えていきたいと研修を終えて強く思いました。
現地の企業を訪れて、職場の雰囲気は明るく誰もが主役で働いている気がしました。 日本人が当たり前としている礼儀だったりマナーがアメリカでは高く評価されます。 アメリカは規制が少なく自分のやりたいことができます。そういった面でアメリカは働きやすいと思いました。 素晴らしい先輩方とご家族に出会えることができ私は幸せ者です。 国際課の竹内さん、小酒井さんをはじめとする多くの方の協力があったからこそこんなにも素敵な経験ができました。 関わってくれたすべての方々に言葉では表せないくらいの感謝の気持ちでいっぱいです。 どうやってこの感謝の気持ちを返そうと思うと、 やはりこれからの人生を一生懸命に夢に向かって日々努力することが一番の恩返しなのかなと思います。 拓大生として日本人として誇りを持ち、世界を視野に入れ前を向いて歩いていきます。本当にありがとうございました。