ダルマプルサダ大学(ジャカルタ)で集中講義と日本語弁論大会を行いました | 国際交流 | ニュース一覧 | 拓殖大学

ダルマプルサダ大学(ジャカルタ)で集中講義と日本語弁論大会を行いました

掲載日:2017年09月15日

本学はインドネシアのダルマプルサダ大学と共催で毎年、日本語弁論大会を開催しています。 ジャカルタ市周辺のジャボデタベック地区(ジャカルタ、ボゴール、デポック、タンゲラン、ブカシ)の高校生と全インドネシアの大学生を対象に毎年9月に実施しており、 第15回となる今大会は2017年9月7日(木)と8日(金)の両日にわたり開催されました。 また、2015年より始まった同大学工学部におけるCAD集中講義も、今回で6回目となり本学教員によるCADと日本語の講義が8日間にわたって行われました。

ダルマプルサダ大学(UNSADA)は、インドネシア元日本留学生協会(PERSADA)に所属する日本留学経験者が中心となって 1986年に設立され、ムラティさくら財団(Yayasan Melati Sakura)が運営しています。本学は1997年に学術交流協定を締結し、 日本語弁論大会や集中講義、交換留学、短期研修派遣を行っています。

日本語弁論大会は、ダルマプルサダ大学日本語学科の学生と教員が実行委員会を組織して企画運営にあたっています。 本学は運営への支援や賞状、副賞の提供などを行っています。今回は海外在住OB訪問研修でジャカルタを訪れた成瀬 藍さん(商学部国際ビジネス学科)と三浦慶斗君(国際学部国際学科) 、交換留学中の島崎美和さん(国際学部国際学科)が日本語学科の学生と一緒に運営にあたりました。

今大会には、高校の部に25名、大学の部に17名がエントリーして、初日に予選が行われ各部門の10名が2日目の決勝に臨みました。 最終審査の結果、各部門より優勝、準優勝、第三位が選出され、高校と大学を合わせた決勝出場者の中から、15回目の開催を記念して 高校生のシャキラ・マラハヤティさんが審査員特別賞に選ばれました。高校の部では「才能と努力」についてスピーチしたラディティヤ・エルラン君(第81国立高校2年生)が、 大学の部では「ここまでの私の旅」をスピーチしたクラリッタ・カリスタさん(ダルマプルサダ大学日本語学科2年)がそれぞれ優勝しました。 また、準優勝となったダニエル・クリスチャン君(ダルマプルサダ大学日本語学科3年)は、「世界の最良の薬」をテーマに笑うことが心と体に最も良い薬になるとスピーチしました。 ダニエル君は、CAD集中講義のTAを毎年務めるなど、ダルマプルサダ大学における日本語教育への取り組みを十分にアピールしました。 審査員長を務めた山下哲生准教授(拓殖大学日本語教育研究所)からは、「難しい表現や長い文章をよく覚えてスピーチしたことは素晴らしいがもっとやさしい言葉を使って 発表することも大切、緊張してうまくスピーチできなかった人はその経験を次回に生かしてほしい。大学生はいずれも優秀で僅差による選考となった。」との講評がありました。 表彰式では、各部門の入賞者が発表され、歓声の中で賞状とトロフィーおよび副賞が贈られました。

優勝者への副賞は一週間の日本研修旅行で、本学留学生寮に滞在し学生がアテンドして体験授業や都内見学などを行います。 また、本学主催の後藤新平・新渡戸稲造記念拓殖大学高校生・留学生作文コンクールの表彰式では、入賞した高校生や留学生を前に優勝テーマによる記念のスピーチを行う予定です。

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集中講義(日本語)

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集中講義(CAD)

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修了証授与式

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修了者記念撮影

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会場受付

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高校生の弁論

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実行委員会

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入賞者記念撮影

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