マレーシア・セランゴール大学訪問団が来訪されました

掲載日:2018年12月13日

12月4日(火)、マレーシア州立セランゴール大学(Universiti Selangor: UNISEL)より、Haji Mohd Azrin Abd Rahimビジネス会計学部長代理を団長とする訪問団が、本学文京キャンパスに来訪されました。これは、在マレーシア日本国大使館からの要請に基づくもので、同校が商学系の学部を持つ日本の大学との交流を望んでいることから実現したものです。

セランゴール大学はマレーシア初の州立大学として1999年8月に設立され、現在はセランゴール市内2つのキャンパスに1万人以上の学生が学んでいます。同校から初の訪問となった今回は、本学側から河田常務理事、潜道商学部長、小林別科長他が出席し、マレーシアでの実践型海外ビジネス研修の実施や、イスラーム金融(Islamic Finance)及びハラール・ビジネスに関する共同研究の可能性等、今後の学生・大学間交流について、活発な意見交換が行われました。本学は、マレーシア政府による留学生派遣事業MJHEP(Malaysia Japan Higher Education Program:マレーシア日本高等教育プログラム)日本側大学の幹事校として、マレーシアに日本語教員を派遣しています。今回の意見交換会に出席した、小林別科長、及び山下准教授(日本語教育研究所)は、過去にセランゴール大学の校舎を借りて、MJHEPを通じて日本に留学するマレーシア人学生に日本語教育を行っていた事があり、思い出話に花が咲きました。

意見交換会の後はキャンパスツアーを行い、図書館や教室棟を見学頂いた他、イスラーム教徒(ムスリム)の方々向けに学食で提供している、ハラール食材のみを使用したムスリムディッシュ(拓殖大学イスラーム研究所監修)などの取り組みをご覧頂き、訪問団の方々からは大変に有意義な訪問であったとの感想を頂きました。

東南アジア諸国連合(ASEAN)の中心国の一つとして、今後ますますの経済発展が期待されるマレーシアと、本学との関係は深く、多くの拓殖大学卒業生が同国で活躍しているほか、同国3つの教育機関との学術提携や、学生の研修派遣を行っています。また、MJHEPへの日本語教員派遣に加え、同プログラムから多くの留学生を受け入れています。

今回の来訪を通じて、マレーシアと本学との強い繋がりを再認識すると共に、今後もマレーシアの教育機関との関係強化に向け取り組んで参ります。

Haji Mohd Azrin Abd Rahim学部長代理と河田常務理事

Haji Mohd Azrin Abd Rahim学部長代理と河田常務理事

意見交換会を終えて記念写真

意見交換会を終えて記念写真