長期研修生からのニューイヤーレター(その3・オーストラリア) | 国際交流 | ニュース一覧 | 拓殖大学

長期研修生からのニューイヤーレター(その3・オーストラリア)

掲載日:2019年01月09日

Happy New Year !!

オーストラリアではクリスマスを盛大に祝います。
クリスマスの時期は大体2ヶ月前から始まっていて、その時期からクリスマスに向けてパーティーをします。クリスマス直前にはいくつかの家でイルミネーションが見られ、家族揃ってそれらのイルミネーションを見に行きます。クリスマス当日はどの家庭も家族で過ごし、盛大なパーティーを行います。オーストラリアは多民族国家で、キリスト教以外の宗徒の人々はクリスマスを全く祝わないのではないか、と思いましたが、宗教関係なくクリスマスをお祝いするようです。クリスマスの次の日はボクシングデーで、貰ったプレゼントの箱を開ける日になります。また、この日はどの店でもセールが行われ、格安で様々な物を購入することができます。そのため、多くの人々が朝からデパートやショッピングセンターの前に並びます。

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クリスマスツリー

元日は、日本のように食べ物や遊びで新年をお祝いする風習はありませんが、カウントダウンと同時に打ち上がる大規模な花火を観るのが恒例です。31日は多くの人々が朝からこの花火のために並び、カウントダウンの瞬間を待ちます。有料席と無料席がありますが、無料席は朝から混雑していて何時間も並ぶ必要があります。この花火の後は、家族と一緒にお酒を飲んだりバーベキューをしたりビーチに行ったりします。開いているお店もありますが、多いわけではないので、このように家族でリラックスしながら過ごします。

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花火とオペラハウス

昨年8月5日にシドニーに到着し、5ヶ月が経ちました。
最初の頃は私たちにとって丁度良いレベルのクラスにいましたが、今では上級クラスに上がり、プレゼンテーションで分かりやすく伝えることの難しさを感じつつも日々楽しく学んでいます。ホストファミリーにお世話になり始めた頃に予想以上に話す機会がなく家族は英語以外の言語で会話をするので孤独感を感じた時期がありましたが、私は英語でたくさん話をしたい、と意思をはっきり伝えることで直ぐに改善されました。このように、自分の意思をはっきり伝えることは大事なのだとよく実感します。こちらでは学校の友達だけではなく知らない方と話すことも多く、私たちの英語が間違っていると直ぐに指摘してくださる方が多いので、正しい英語を話すことができるようになってきていると感じます。

オーストラリアには様々な国の人がいてアクセントや発音もそれぞれ異なるので、難しい発音も理解しようとすることでリスニング能力も身についてきました。また、多くの人々と関わり異なる文化や常識を学んだことで、英語力のみならず人としても成長してきたのではないかと思います。特に、国を問わず「主観で相手の考えを決め付けない」ということを学び、先入観に囚われずにコミュニケーションを取れるようになりました。

私たちは、残りの期間で更に語学力に磨きをかけ、勉強、国際交流ともに全力で取り組み、自分自身の成長に繋げていきたいです。語学面では、グループワークやプレゼンテーションにおいて言いたいことが伝わらずにもどかしさを感じたことが何度もあったので、伝え方についてもう一度よく考え直し実践したいです。この能力は日本語で話す時にも使えると思うので、研修期間内に身につけたいです。またスピーキングに関しては、英語がメインの国にいるからこそできるスピーキングの練習法があり、今までは慣れるのに必死でできなかった勉強法なのですが、残り2ヶ月でこの勉強法を使い少しでも上達させていきたいです。

国際交流面では、残りの期間でより多くの国の人々と交流しながら過ごしていきたいです。外国の方と遊ぶということは、「遊びからも学ぶことがある」ということを常に考え、多くのことを吸収していきたいです。私たちが今までに学んできた「相手を理解する能力」は将来社会人になった時にも役立つ重要な能力だと思うので、残りの期間でより身につけていきたいです。

今回、このような長期研修の機会を与えてくださり早い時期からサポートしてくださっている大学関係者の皆様、現地主事、手続き関係等でお世話になっている皆様、私たちの家族、皆様方のご支援に感謝申し上げます。私たちのように学校のプログラムとして7ヶ月間海外に滞在し英語を学ぶことができる機会はなかなかないということを、オーストラリアに来て改めて感じました。オーストラリアに来てから今までの5ヶ月間、楽しいこともたくさんありましたが各々が多くの壁にぶつかってきました。そのような経験を通じて私たち自身が少しずつ成長してきているような気がします。年明けからの2ヶ月間はあっという間に過ぎてしまうと聞いています。この2ヶ月間を充実したものにするために、この期間にすべきことや目標を明確にして行動していこうと思います。帰国時に後悔することのないよう、1日1日を大切に生活していきたいです。

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八王子国際課