トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム第10期生 榎本悠人さんの現地報告

掲載日:2019年05月16日

2019年度前期(第10期)官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~に見事合格し、2019年4月3日から11月28日の期間でタンザニアに留学中の国際学部国際学科4年榎本悠人さんから、現地での生活が1ヶ月経ち、近況報告を送ってくれました。

榎本悠人さんのレポート

こんにちは。国際学部4年(休学中)の榎本 悠人です。僕は現在、トビタテ!留学JAPANという留学奨学金制度を利用し、『インド洋に浮かぶ楽園』と呼ばれるタンザニアにある島、ザンジバル島で暮らしています。

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干潮時のみビーチが浮き上がる島

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住んでいるところから徒歩1分のところから

ここがザンジバル島です。ザンジバル島はアフリカ大陸タンザニア経済の中核都市ダルエス サラームよりフェリーで2時間ほどのところに浮かぶ島です。日本ではあまり聞きなじみがないかもしれませんが、世界的には有名なビーチリゾートです。現在は雨期で、毎日ものすごい豪雨が降っていますが、それでも欧米系の観光客が街を歩いています。そして、最近話題になった映画『Bohemian Rhapsody』に出てくる、フレディー マーキュリーの出身地です。

海辺にはカフェもあり、タンザニアの名峰キリマンジャロでとれるコーヒーや、新鮮なマンゴーやパッションフルーツ、パイナップルで作られるフレッシュジュースを飲みながら、まったりとした時間を過ごすことができます。ここでは、スワヒリタイムといわれる非常にゆったりとした時間が流れていて、ローカルの人も外国人観光客もスローライフを楽しんでいます。一度、スワヒリタイムが体の中に流れだすと、抜け出すことはできません。(笑)
夕方になれば、きれいな夕日を見ることができます。

どこまでも広がる青空と海、夕日、星空などの恵まれた自然環境があり、皆さんの思い描く、アフリカのイメージとはかけ離れているのではないでしょうか?ザンジバルの景色はアフリカのイメージをひっくり返すと言われています。

僕が住んでいるストーンタウンという街もとても面白い街です。古くからザンジバルは、季節風を利用した貿易の拠点として栄えてきた場所です。
町の雰囲気はアフリカというより、かつての取引国であった、中東やアラブ系の雰囲気があります。迷路のように入り組んだ道の両脇に、石造りの建物が立ち並び、街角にはお土産屋さんや、ティンガ ティンガと呼ばれる絵が売られています。
また、スパイスがとても有名です。奴隷貿易の拠点だったというくらい歴史もあり、その面影を残す場所もいくつか残っています。

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ストーンタウンの中

今はゲストハウスでインターンしています。タンザニア人マネージャーとタンザニア人スタッフ約10名と一緒に働いています。仕事内容としては、予約サイトの管理マネージャーの仕事である人事面と会計面のサポート施設修理の管理といろいろかじっています。
今までは、アルバイトなどで雇用されて働く側でしたが、経営側として働く機会は初めてで、新鮮です。
環境も人々の考え方も正反対のタンザニアで働くことは、基本的には自分の考えがそのまま通じることはなく、大変です。しかし、それ以上に毎日が刺激的で楽しく過ごしています。

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ゲストハウスのスタッフと

『アフリカ好きだから!もう一回いきたい!』という理由で勢いよく休学し、将来のことなどはあまり考えずにタンザニアまで来てしまいましたが、後悔は全くしていません。もともと、海外生活にあこがれていたので、やりたいこと一つ叶ったなーと感じています。

せっかくザンジバルまで来たので、働くだけでなく、ザンジバルやタンザニアの魅力も発信したいと思っています。皆さんの知らないアフリカを発見できると思います。お時間あれば、FacebookやInstagram、ブログ等ものぞいてみてください。

(文責)榎本 悠人
国際学部 国際学科 内藤ゼミナール所属