長期研修生からのニューイヤーレター(その1 イギリス)

掲載日:2020年01月06日

Happy new year!!

我々が滞在しているエクセターでは、11月初頭から街のあちらこちらでクリスマスの飾り付けが見られ、早い段階からクリスマスの訪れを感じることが出来ます。

街の中心部では「クリスマス市」と呼ばれる市場が展開され、普段は広々としている大聖堂の前も人で溢れかえります。ここでは普段この辺りでは見ないような骨董品やアクセサリー、食料品など様々な品物が売買されていて、期間も1ヶ月半近くと長いので一度は足を運ぶことを勧めます。

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クリスマス市期間中の大聖堂前

お正月はクリスマスとは打って変わり街は静かになり、ほとんどのお店も通常より早く閉店してしまいます。12月31日0時の年明けの瞬間も遠くで花火が上がる程度なのでもっと盛り上がりを感じたい人はロンドンなどの大都市で年明けを迎える方が良いかもしれません。

イギリスに来てから既に4ヶ月が経過しました。この4ヶ月で現地学生や他国からの留学生と友達になる機会に恵まれました。当然友人達とは英語で会話をするのですが、このことから得られるメリットの1つが、「状況を表す言葉」を体験的に学べるという点です。例えば、友人がFair enoughというフレーズを使うのを度々耳にしたので意味や用法を尋ねると、口で説明するより使う場面を見ることで理解が深まるかもしれないと提案を受けました。しばらく彼と行動を共にする中でそのフレーズが自然と出てくる場面に遭遇すると、「こういう場面で使うのだ」という感覚を体験的に掴むことができました。辞書や単語帳で見て意味を暗記するだけよりも、こうして体験的に学習することが出来るのは留学生活の強みであると思います。

時間の経過も早いもので残された時間も3ヶ月弱となってしまいました。現地主事の方の話によると、1月からの授業がプログラムの中でも最も過酷なものになるそうです。前回のタームでは疑問に感じたことを質問出来ないままにしてしまったことや、クラスメート以外の学生との交友関係もあまり広げることが出来ていなかった点があるのでこれらを克服出来るようになりたいです。

最後に将来大学のプログラムでイギリスへ留学することを検討している人に向けて幾つかメッセージを送りたいと思います。他国に研修に派遣された友人と話をしていると、イギリスのプログラムは他と比較すると期間が長いせいか休暇の回数が少し多いように感じました。

その休暇を利用してたくさん出かけたい人には良いことかもしれませんが、もっと現地の学校のプログラムを通じて勉強したいという人にはこの点で不満が残るかもしれません。図書館を含む学内の施設は運営しているので何か自分で課題を見つけて取り組むことや、改めて自分を内省する時間を作ることで有意義な時間を過ごせたらと思います。そして最も想定外だったのが天候の悪さです。渡航以前からイギリスは雨の日が多い国だとは聞いていましたが、実際に来てみると地面が雨で濡れていない日の方が珍しいという事態に直面しました。雨は降らないまでも天候は曇り空で太陽光が差し込まないという日も多いので気分も落ち込みやすくなるかもしれません。しかし、到着直後の夏から秋にかけての時期は気持ちの良い晴空も多かったのでこの時期にいろんな場所に出かけることを勧めます。

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ライトアップされた街中の様子

八王子国際課