長期研修生からのニューイヤーレター(その3 カナダ)

掲載日:2020年01月09日

Happy New Year

長期研修が始まって早5ヶ月、残すところあと2ヶ月となりました。5ヶ月が過ぎても、勉学、そして人として学ぶことばかりの毎日です。

学習面では、2つ目のLEAPを終え、研修生それぞれが自分自身の長所、短所を見極め、克服そして成長させていっています。また、課題の量や授業の厳しさに辛さを感じる場面もありますが、研修生互いに支え合って、切磋琢磨しています。

普段の生活においては、多文化国家であるため、様々な国の人々と交流する機会が大変多いと感じます。授業後にお互いの国についてクラスメートと話し合ったり、街に出れば多種多様な言語、文化、料理など豊富な経験を積むことができています。さらに、何かイベントがある時はカナダの人々一人一人が全力でそのイベントを楽しんでおり、我々研修生もそれに続き、日本にいた時とは違った角度から、物事を楽しめています。

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ダウンタウンのクリスマスツリー

そのイベントの一つとして、12月は街中クリスマス一色でした。お店から住宅まできらびやかな装飾が施されていて、日本とはまた異なるクリスマスを楽しむことが出来たと思います。ダウンタウンに行くと、大きなクリスマスツリーが見かけられ、海外ならではのスケールの大きさをとても感じました。また何人かの研修生はクリスマスパーティーに参加しました。豪勢なディナーにダンスなど、なかなか味わうことのできない経験が出来、社交性やコミュニケーション能力などを学ぶ良い機会となりました。

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クリスマスパーティー

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カナダでの初日の出

クリスマス気分の抜けきらない中、年末年始にかけては、落ち着いた日々となりました。それぞれがこれまでの研修期間を振り返り、残りの日々をどう過ごすかを考える良い時間になったと思います。年越しには、ダウンタウンで現地の人と一緒にお祝いしたり、初日の出を見にいったりと各々の過ごし方で、新年を迎えました。またホームステイファミリーとはクリスマス同様、親戚の方などと一緒にディナーを食べました。「家族と時間を共にする 」という現地の方の特徴が垣間見えたイベントだったと思います。

この5ヶ月を振り返ると、大変内容の濃い5ヶ月でした。母国語の通じない国で、飲み物一つ買うのにも緊張していた最初の自分を考えると、ひと回りくらい大きく成長出来ているのではないかと感じます。ですがそれと同時に力不足を感じるのも事実であり、言語学習の大変さを思い知らされます。単語が出てこなかったり、聞き取ることが出来なかったり、授業内のテストでは自分が思ったような点数をとることが出来なかったりと失敗ばかりです。しかし、沢山の失敗から得るものは大変価値のあるものばかりです。5ヶ月の間、失敗から学び、そこから小さな成功を沢山経験することはとても楽しく、我々の日々を充実したものにしてくれます。残りの2ヶ月は、限りのある時間を1秒たりとも無駄にしないよう、間違いを恐れずに自分の気持ち、考えを相手に伝えられるよう努力していきたいと思います。また英語の学習だけではなく、カナダという国の文化にも、より深く触れていきたいです。日本の謙虚さ、真面目さとは違った現地の人の温かさやフレンドリーなところは特に見習っていくべき点だと考えます。例として、年末年始では"Happy new year" という言葉が街中で、知り合いであろうとなかろうと飛び交っていました。日本ではあまり、他人に「良いお年を」などと言う機会はありませんでしたが、現地で実際に自分がその言葉を発するのも、受け取るのもとても気持ちのいいものです。ですので、文化面や日常生活でもより現地に馴染み、良いところを沢山吸収できる2ヶ月にしていこうと思います。

八王子国際課