長期研修生からのニューイヤーレター(その6 中国)

掲載日:2020年01月20日

亲爱的朋友们!尊敬的老师们!新年快乐!!

皆さん新年いかがお過ごしでしょうか。
日本では、新年は1月1日からスタートしますが中国では違います。中国人にとっての新年は旧暦の1月1日「春節」が年の始まりです。日本でも神奈川県横浜市の横浜中華街などの日本三大中華街では「春節」になると、町は賑やかになり、獅子舞を舞う光景、爆竹を鳴らす光景を目にしたことがあると思います。中国では春節になると基本的に学校、会社などは休みになり、多くの人は自分の実家に帰り家族と一緒に新年を過ごします。またこの長期休暇を使って国内旅行、海外旅行に行く人もいます。
食べ物では、主に北京などの北方地方では「饺子」を、上海などの南方では「年糕」食べる習慣があります。

画像

天安門広場にて

また北京の南锣鼓巷という町では、胡同造りの建造物が見られ、多くの家庭では「春联」が門に飾ってありました。「春联」以外にも「年画」を飾る人もいるそうです。(この文章を読んで、もし中国の新年に興味を持ったのなら、ぜひ横浜中華街に行って体感してみてください。)

初めて中国に来た時、これからの留学生活がどうなるのかという不安は全くありませんでした。むしろ楽しみで仕方ありませんでした。しかし、実際に直接中国人と会話をしてみると、彼らが話す中国語のスピードについていけず、頑張って話についていこうとしても、自分の質問に対しての返答が早く聞き取ることが出来ないことなど会話をする面で、プレッシャーを感じました。そのプレッシャーを克服するために、学校が始まって以降、少なくとも週に1回アシスタント学生と会って中国語の会話練習を始めました。その後、会話をする際にそのプレッシャーを感じることがなくなっていき、中国人と会話をすることが楽しくなってきました。今は、日本に帰りたくないほど楽しいです。まだ自分自身の中国語のレベルは低いですが、これからも時間を無駄にせず。日々勉学に励んでいこうと思います。

帰国まで、残された時間は2ヶ月ほどしかありませんが、この残り2ヶ月という時間を使って中国で忘れがたい思い出を作っていきたいと思います。この長期留学中に、自分の語学力向上以外に、中国の北方と南方の文化の違い、北方と南方で話されている中国語の違いを知るために、春節に中国の湖南省へ旅行しようと考えています。また旅行以外にも、北京市内でまだ行ったことがない有名な観光地、名所にいき中国の歴史、文化を体感したいと思います。

正直に言うと、私は拓殖大学に入る前、元々中国語に一切興味がありませんでした。しかし、この長期留学のおかげで、中国が好きになれてよかったです。今回の長期留学で得たことは家族、この拓殖大学で知り合った友人、いつもお世話になっている先生方に話しきれないほど多いです。ですが、まだこの長期留学は終わっていません。残された時間を無駄にせず、感謝の気持ちを忘れずに日々過ごし、帰国後は、新たなことに挑戦したいと思います。
希望你们天天过得愉快!!回日本以后再见面吧!(日々愉快にお過ごしください!日本でお会いしましょう。)

画像

司馬台長城にて

画像

先生を囲んで火鍋

画像

北京市内の前門、春節の風景

画像

春節を祝う中国の切り絵

八王子国際課