拓大生と海外を繋げる【Gatewayプロジェクト】第2回を開催 | 国際交流 | ニュース一覧 | 拓殖大学

拓大生と海外を繋げる【Gatewayプロジェクト】第2回を開催

掲載日:2021年05月21日

「世界の今とこれから」現地の様子を聞いてみましょう~カナダと台湾在住の卒業生をお迎えして~

現在国際部では、新型コロナウイルス感染症の影響で海外渡航が難しい現状でも、身近なことを通して異文化交流や、国際交流についての情報発信を行う機会として、Zoomを使ったオンラインによる情報交流会を開催しています。第2回目となる5月15日(土)は、本学の長期研修派遣先でもあるカナダと台湾を舞台に活躍する本学卒業生を講師として招き、海外渡航の興味・関心の有無に関係なく広く学生へのアドバイスやコロナウイルスの現状や街、人の様子等、現地の生の声をお聞きしました。

卒業生であるお二人は共に在学時、本学の留学プログラムを経験し、現在もそれぞれの国・地域に滞在しています。カナダ在住の卒業生は日本でALT(外国語指導助手)になる人のサポートや日本語教師として活躍しており、本学カナダ長期研修現地主事も担当しています。台湾在住の卒業生は卒業後台湾の大学院に進学し、現在は日本語学校の運営に携わり、本学の留学デスクも担当しています。

カナダは国が広大なので、ブリティッシュコロンビア州を例にとると、コロナウイルスの現状は第3波の後半に当たり、国内の移動制限が敷かれているものの、事前申請で屋外の複数人での行動も可能となっているそうです。ワクチンについては、接種率は一回目が約50%に上り、12歳以上の接種が国により承認されるものの、現在は30歳以上が接種可能で、接種は数時間待ちになるため、3時間の有給を与えるように国が企業に指示をしているそうです。

台湾では最近感染者が急増しているということを聞きますが、台湾はコロナウイルスに対する危機感が強く、既に90,000人がワクチン接種し、7月には台湾製ワクチンが供給されるそうです。また、海外旅行ができないため国内旅行が増加しており、GDP成長率も日本やアメリカ、EUが減少している中、台湾は増加しているそうです。
最後に、学生からは「海外に行けない状況で目標を見失ってしまいそうになるが、今何をするべきか」という質問があり、講師のお二人からは「海外に行けるようになったらすぐに行動できるようにするために、現在は情報を入手し、準備をしておく」「安全に行けるようになるまでは待つ。留学は実際に行って初めてわかることが沢山あるため、できるようになるまで様々な手段を使って予習をしておく」という力強いメッセージがありました。


今後も、海外提携校の現状やオンラインプログラムの紹介等、学生にとって役立つ情報交換ができる場にしていきたいと思います。次回もご期待ください!今後の開催に関しては学生向け大学ポータルにて告知していきます。

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国際部