〔国際部海外留学便り〕韓国 交換留学生 その2

掲載日:2022年11月09日

前回のホームページ掲載に続き、今年の夏より韓国のソウルや大邱で交換留学をする学生達に、今回は普段から気を付けていること、注意していることについて話しを聞きました。

*韓国に滞在し、常日頃から注意していること、また自身の危機管理はどの様ですか?

私自身、初めての韓国、そして初めての外国であったため、どの様な人がいるのか、どの様な生活をしているかなど経験が無かったため情報収集は習慣にしています。韓国のニュースはどんなことが問題なのか、またはネットで韓国人はその問題に対してどのような意見を持っているのか、そして、日本のニュースでは韓国の問題をどのように報じているのか。このようなことに関しては常日頃から触れるようにしています。

常日頃から注意している点は、校内から出て遊ぶ時はパスポートを必ず持つこと、カードが全て揃っているかを頻繁に確認すること、何が起こるか分からないためリュックや運動靴で行動することなどです。あくまで慣れた場所でさえも、ここは外国である、という意識を持ち、なるべく1人では出かけないように心掛けています。

クラスや学生寮の友人と話をする時、こちらでの出来事で、驚いたことや危なかった経験、また、現地のニュースについてどう感じているかを話す機会があり、その時に新たに気付かされることや知ることも出来るので、日頃の会話というのも大切だと感じました。

*異国でひとり暮らしをして気付いたことはありますか?

私が外国人であるため周りの人が手を貸してくれることも多く、助けられたことは何度もありましたが、自分である程度解決する力、行動する力というものは必要不可欠だと感じます。危機管理に関しても自分で調べられることは調べておくこと、さらに、異文化体験に関しても周りに合わせて何も始めないのではなくとりあえず自分一人でもやってみることなど、自発的に行動した先に自ずと人間関係は築かれていくので、その様な力は重要だと思います。

先月、季節の変わり目で少し風邪を拗らせてしまいました。日本では実家で暮らしていたので看病してくれる家族がいましたが、ここではひとりなので、病院へ行き、症状を韓国語で説明して薬を貰うまで全て自分で行わなければいけません。今は順調に回復していますが、当時はとても不安でした。ですからこれからは健康管理に気をつけようと思います。

異国で1人暮らしてみて気づいたことは家族の大切さです。家に帰れば家族がいて、不安なことや悩みがあっても家族といれば心が和んで、お母さんが作ってくれる料理がある、日本にいる時は当たり前だと思っていたことが留学に来て当たり前では無くなったことで家が自分にとってどれだけ幸せな場所か分かりました。

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現在、韓国には交換学生に加え個人留学をしている学生もいます。
引き続き健康や安全に留意し全員が学業に努めています。

主な韓国の提携校

【慶熙大学校】
1949年創立、幼稚園から大学院まで総合教育体系を備えた名門私立大学。

慶熙大学校

【大邱大学校】
1956年に創立した韓国社会事業学校から始まり、1981年に総合大学に昇格。

大邱大学校