教育研究活動:別科の日本語多読授業がNPOのブログで紹介されました

掲載日:2023年07月20日

別科日本語教育課程の日本語教育の特徴の一つに多読授業(105分)があります。専用の多読教室で、初級から上級までの全クラスで週一回実施されますが、全レベルの日本語クラスで多読授業を必修化している日本語教育機関は先進的だということで、本学別科多読授業が、レベル別日本語多読の読み物を作成している「NPO多言語多読」のブログで紹介されました。
別科の多読教室には、レベル別日本語多読の読み物を始め、絵本、小説、まんが、実用書、写真集など1500冊余りの蔵書があり、スポーツやファッション、料理の雑誌やインターネットのやさしい日本語の記事なども用意しています。授業の時間になると、学生たちは多読教室に来て、それぞれが棚から好きな本や雑誌などを選び、思い思いのスタイルで本を読み始めます。読みのノルマはありませんが、各自読書記録を取っています。読書記録は、読みのモチベーション維持と、教師との読書相談に役立てています。また授業後半には、その日に読んだ内容を各自が小グループで友達とシェアし合ったり、みんなの前で話したりするブックトークの時間が設定されます。期末にはそれぞれが学期中に読んだり話したりして培った日本語力を基に、創作活動を行って発表するプロジェクトを行います。
学生たちからは「日本語を読むことに慣れた」「日本語で話す自信がついた」「自由に創作・発表ができるのは楽しい」といった感想が多く聞かれます。別科生は進学や資格取得のため、日々受験勉強に追われていますが、多読授業は自由度が高く、自律的に学べる有意義で楽しい時間となっているようです。

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多読室で多読を楽しむ別科生たち

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楽しそうに読んだ本を紹介し合う別科生たち

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