台湾 長榮大学、開南大学との学生交流、教員交流を行いました

掲載日:2023年11月30日

本学台湾の提携校である台南の長榮大学および桃園の開南大学とそれぞれ以下のとおり交流を行いました。

【台湾 長榮大学】
(1)学生交流:2023年度中国語学修・文化体験コース
202386日(日)~820日(日)の期間で中国語学習・文化体験コースが実施され、本学からは4名の学生が研修に参加しました。
中国語の授業はもちろんのこと、台湾で著名な画家を講師として招き、うちわに筆で絵を描いたり竹を編んでコースターを作ったり、中国ゴマ(ディアボロ)を回したり、台湾の文化体験等を通し、それぞれ良い体験となったようです。
初めての海外で、言葉が通じないことを諦めずに、「気持ちを相手に伝えること・相手の気持ちを理解すること」が大事であると学んだり、挑戦する力や人と交流する力を養えたり、今後改めて台湾の大学院に進学し台湾を深く研究したいと意気込みを語る学生もいました。

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中国語中級コースの授業の様子

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中国ゴマに挑戦する様子

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台南市神社巡り時集合写真

(2)学生交流:令和5年度交換留学 長榮大学 外国語学部中国語学科3年
本学海外留学プログラムに交換留学生として本学外国語学部中国語学科3年生が2023年9月6日(水)に日本を出発し、2024年6月23日(日)までの期間、長榮大学で学んでいます。交換留学生の現地からの報告を掲載します。

長榮大学留学生活記
長榮大学に留学して2か月が過ぎました。これを書くにあたって日記を読み返しましたが、ほとんどこれが美味しかった、これは好きじゃなかったと食べ物のことで行が埋まっていました。思えば食費が毎月増えている気がします。けれど本当に、特に長榮大学のある台南は美食の街と言われるほど美味しいものがたくさんあります。基本的に甘めで、お茶ですら甘いときは塩をそのまま食べたくなりましたが。また、台南はかなり暖かい地域です。拳サイズの昆虫を学校の至る所で見ることができます。11月後半の今、やっと夜は涼しくなりました。昼間は半袖でも平気です。寮の部屋はお菓子や果物をよくくれる優しい3人の現地の学生と一緒ですが、未だにエアコンをつけています。私は正直少し寒いです。 ルームメイトや現地の友達、他の留学生と中国語で会話できた時や、お店のやり取りができた時は成長したかも?と思えますが、授業は惨敗中です。全然聞き取れなくて絶望して、復習と予習をして次の週の授業に臨んで、一部分でも内容が聞き取れたらよくやったと自分を褒めてを繰り返して頑張っています。上の学年になるほどその国の言語で授業がなされ、プレゼンテーションも例えば日本文学なら日本語で話す、というのは日本ではほぼやらなかったかなと思います。中間テスト期間は図書館とお友達でしたが、それ以外は台南で遊んだり、台北や台中を旅行したりしています。大学主催のイベントが数多く開催され、自分で行くには少し遠い所へ連れて行ってくれたりもします。
最近今後について考えることがよくあります。異国で生活して様々な人や事に刺激を受けた結果だと思います。まだ始まったばかりですが留学で得られるものは語学力だけじゃないと実感しました。あと8か月、これからももっとこういう場面に出くわすのだろうなと、密かにわくわくしています。
最後に、私のつたない中国語を一生懸命に理解してくれる友人、いつも助けてくださる先生方。長栄大学を選んで良かったと思えるのは皆さんのおかげです。残りの留学生活も、どうぞよろしくお願いします。

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交換留学生台南ツアー

(3)教員交流:「姉妹校プレジデントフォーラム」 甲斐信好副学長
拓殖大学の提携校である台湾・長榮大学で11月13日(月)~15日(水)まで行われた「姉妹校プレジデントフォーラム」に甲斐信好副学長が参加しました。長榮大学は台北から高速鉄道で約2時間の台南市にある、社会活動に大変力を入れている大学で、そのコミュニティ・サービス活動は世界的にも注目されています。本学とは2005年に「学術交流に関する協定書」を提携している友人でもあります。
フォーラムは同大学の創立30周年式典も兼ねており、アジア諸国を中心に100名以上の大学、高校、教育機関の代表が集まりました。学生や教職員の留学・交換、研究協力について活発な意見が交わされただけでなく、少人数のグループに分かれて新しい時代の大学の役割を探りました。甲斐副学長は「全人教育」と題されたパネルに出席し、「教育において掃除はなぜ大切なのか」という問題提起を行いました。
また長榮大学はアメリカのジェーン・グドール財団との共同プロジェクトとして20名を越えるアフリカ人留学生(タンザニア、スワジランド、ブルンジからなど)を受け入れています。彼らは活動紹介のプレゼンテーションだけでなく、学内外の案内役やパフォーマンスとして体が震えるようなドラムで参加者を迎えてくれました。
今後とも拓殖大学は長榮大学との関係を深めて参ります。拓大の学生にも長榮大学やその提携校とのプログラムに参加できる機会をさらに作りたいと考えています。そのよいきっかけとなるフォーラム参加でした。

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李泳龍学長と甲斐副学長

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少人数パネルも実施された

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アフリカからの留学生による歓迎のドラム

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フォーラムに参加した各校のエンブレム

【台湾 開南大学】
本学提携校である台湾開南大学は台湾桃園市にあります。拓殖大学海外留学プログラム交換留学の研修先となっているほか、夏期研修として開南大学が主催の研修を実施しています。本学とは2013年に「学術交流に関する協定書」を締結しています。
(1)学生交流:2023年度夏期中国語/英語・台湾文化研修
2023年8月16日(水)~8月30日(水)に本学提携校である台湾の開南大学で開講されている研修に、本学から3名の学生が参加しました。
中国語か英語のコースを選択できますが、3名の学生は中国語コースを選択しています。語学の授業はもちろんのこと、桃園市内の視察や、ティーバッグ作りやパイナップルケーキ作りなどの文化体験も盛り込まれています。
研修に参加した学生からは、日本と台湾の歴史や深いつながりがあることを学ぶことができ今後の学習面に対するモチベーションがあがった、現地に実際に行くことで日本の文化との違いを肌で感じることができた、などの多くの気づきを得ることができたようです。

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開南大学集合写真

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成果発表会

なお、開南大学には交換留学生として昨年度(令和4年度)本学学生が1名留学しております。
今後とも本学と両大学との交流について深化させ、より良い関係を築いていきます。

問い合わせ
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TEL 03-3947-7212

八王子国際課(八王子国際キャンパス)
TEL 042-665-1479