マレーシアにおいてUniKL JUP現地教育課程の卒業式が行われました

掲載日:2025年03月14日

本学が現地教育に貢献しているUniKL JUP(Universiti Kuala Lumpur - Japan Collaboration Programme)の本年度現地教育課程の卒業式がマレーシア クアラルンプールで挙行され、日本からは本学国際部担当者とJUCTe(特定非営利活動法人 日本国際教育大学連合)事務局関係者が参列しました。

このプログラムは1992(平成4)年より日本政府の円借款事業(高等教育基金借款事業)として実施され当時は「HELP(Higher Education Loan Fund Project)」、その後は「マレーシア日本高等教育プログラム(MJHEP:Malaysia Japan Higher Education Program)」と呼ばれていました。UniKL JUP(Universiti Kuala Lumpur - Japan Collaboration Programme)となった現在、第2期生までの195名の学生が渡日しており、今回は3期生96名が卒業し日本へむかうことなります。

HELPⅠ~Ⅲまで3期にわたる事業が継続されており、現在では遠くマレーシアの地で日本語教育1年+工学系大学教育2年を行った後、日本の大学の理工系3年次に編入する日本で初めてのツイニング(接ぎ木)プログラムです。HELP事業全体として既に1,000名超の留学生を日本の大学に受け入れており、今年度は57名の留学生がこの4月から国立、私立合わせて16の大学で学びます。本学もこれまでに100名を受け入れており次年度は5名が入学予定です。

本学はこのプログラムが開始された1992年から30年にわたって現地での日本語教育を担当し、この間派遣した日本語教師は延べ40名以上に上ります。
日本留学のための日本語学習は極めて重要であることは勿論のことですが、このプログラムにおいては、理工系学部への編入を目的としているため、工学系の日本語に特化した「科学技術日本語」を集中的に教えています。数学や物理の基礎から専門科目まで日本語で学習できるよう教材やシラバスの開発、教授法の改善など、国外において特殊な分野の日本語を教えることに多くの研究と努力を重ね、その結果大きな実績を積むことができました。

現在派遣している先生方にはマレーシアの高度人材育成への国際大学としての本学の使命達成のため引き続き尽力いただくこととなります。

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問い合わせ
国際課(文京キャンパス)
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