グローバルファシリテーター育成塾 ~岩手フィールドワークに行ってきました!~
掲載日:2015年12月01日
11月28日(土)~29日(日)の1泊2日で、塾生たちは岩手フィールドワークをしました。岩手は塾の冠ともなっている新渡戸稲造博士の出身地です。このフィールドワークの目的は、地域/コミュニティにおいてファシリテーターがどう貢献できているのかを感じ取ることです。
1日目
1日目にはまず陸前高田市の復興状況を現地ガイドから学びました。同市は、東日本大震災で、大津波によって市役所庁舎を含む市中心部が壊滅し、市の全世帯のうち7割以上が被害を受けたという場所です。 未だ仮設住宅での生活を余儀なくされている方がいる一方で、震災の象徴ともいえる「奇跡の一本松」を残すために1億5千万円をかけた話など、行政、住民、ボアランティアなどの様々な立場における多様な葛藤を目の当たりにしました。
次に、市民の避難所やボランティアの拠点にもなった歴史的名所である「普門寺」を訪れました。塾生たちはご住職の話から、震災当時の生々しさを実感したとともに、他者との関係や自己との向きあい方を考えさせられたようでした。
2日目
2日目には、宿泊した施設「二又復興交流センター」
(http://pact-rt311.org/hutamata/) のスタッフである清水さんから、個人のボランティア、そしてNPO法人としてのボランティアのあり方などのお話をいただきました。被災者のニーズとボランティアをマッチングさせるための「仲介役」の重要性を学びました。
最後に訪れたのは、新花巻にある「新渡戸稲造記念館」です。塾生たちは各々に新渡戸博士の軌跡を学んだとともに、これから各自の活動にどう反映させるかを考えたようでした。
2日間のフィールドワークで得たことを、ファシリテーターとしての実践にきっとつなげていってくれることでしょう。
普門寺にて
新渡戸稲造記念館にて集合写真