サービス介助基礎研修を実施しました

掲載日:2023年06月26日

本学のNewOrangeプロジェクトT-Lashとの共催により令和5年6月3日(土)文京キャンパス・八王子国際キャンパス
同時開催にてサービス介助基礎研修を実施いたしました。

当日は、講師の講義を受けた後、実技として白内障や目の不自由な方の見え方が分かるゴーグルを装着し体験、車いすの乗る側・押す側とどちらも体験、視覚障がい者の介助体験等を行い、最後に筆記試験を行い、全員合格となりました。

八王子国際キャンパス26名、文京キャンパス32名、合計58名の参加となりました。内、5名の方が教職員の参加でした。

令和6年4月1日より障害者差別解消法改定となり、合理的配慮の提供が義務となります。あらゆる人が障害を理由とする「不当な差別的取扱い」を禁止するとともに、障害のある人から申し出があった場合に「合理的配慮の提供」を実施できるよう、さらに「共生社会」を実現することを目指したいと思います。

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■参加学生の感想
①車椅子を動かしてみると、動かすのにとてもむずかしく感じました。乗ってる側も少し段差があることでとても怖い感覚になりました。今後は車椅子の人が歩道などで困っていたら助けようと思うようになりました。

②実際にその場面に遭遇してからでは上手く対応出来ていなかったと思います。この講習を聞いて体験できた事でいい対応ができると感じました。介助の大切さが分かりました。

③視覚障害がある方に情報を言葉で伝えることが思った以上に難しかったです。今回の講座で介助するときの注意点を学んだので、困っている人がいたら積極的に声をかけていきたいと思いました。

④高齢者と関わる機会が多く、なんで聞こえないんだろう、なんで読まないんだろう、なんでつまづくんだろう。というような疑問をずっと抱え、高齢者だからしようがないと思っていました。しかし今回の研修と実際に体験することで、知識だけでなく高齢者(ユーザー)がどんな気持ちで生活しているのか気づくことができました。今までは「しようがない」という諦めたような考えから、「〇〇かもしれない、過ごしやすいよう対応をするべき」 という考えに変わりました。このことから、知識とユーザーの立場になってみる経験がなければ、しょうがないで終わってしまうが、知識と経験があるからこそ、受け入れて対応策を考え実行することができるんだなと実感しました。超高齢社会になる中で、介助の知識と経験が少しでもなければ受け入れることが難しく、差別が多くなり高齢者が生きづらい世の中になってしまうなと思いました。本日の研修は、座学だけでなく実際に体験することでより理解を深め、社会の弊害について考え、気づくきっかけになりました。学んだことを活かして困っている人に声をかけていきます。

問い合わせ
学生支援室(文京キャンパス)
TEL 03-3947-7178

八王子学生支援室(八王子国際キャンパス)
TEL 042-665-1449