『放哉と山頭火 ─死を生きる』渡辺利夫(拓殖大学総長)著 | 大学 | ニュース一覧 | 拓殖大学

『放哉と山頭火 ─死を生きる』渡辺利夫(拓殖大学総長)著

掲載日:2015年06月16日

150616watanabe.jpg学歴エリートの道を転げ落ち、業病を抱えて朝鮮、満州、京都、神戸、若狭、小豆島を転々、引きずる死の影を清澄に詩(うた)いあげる放哉。

自裁せる母への哀切の思いを抱き、ひたひた、ただひたひたと各地を歩いて、生きて在ることの孤独と寂寥を詩う山頭火。

二人が残した厖大な自由律句の中に、人生の真実を読み解く、アジア研究の碩学による省察の旅。

出版社 / 発行

筑摩書房 / 2015年6月10日

著者

渡辺利夫 渡辺 利夫(わたなべ としお)
拓殖大学総長。1939年山梨県甲府市生まれ。慶応大学院博士課程修了。経済学博士。
おもな著書に「成長のアジア 停滞のアジア(東洋経済新報社)」「神経症の時代(TBSブリタニカ・開高健賞正賞)」
「種田山頭火の死生(文藝春秋)」「私のなかのアジア(中央公論社)」などがある。2011年正論大賞受賞。