『災害対処の文化論Ⅰ~古代日本語に記録された自然災害と疾病~』概要 小林 健彦(大学院言語教育研究科 客員教授 )著 | 大学 | ニュース一覧 | 拓殖大学

『災害対処の文化論Ⅰ~古代日本語に記録された自然災害と疾病~』概要 小林 健彦(大学院言語教育研究科 客員教授 )著

掲載日:2015年09月25日

『災害対処の文化論 Ⅰ ~古代日本語に記録された自然災害と疾病~』概要 日本列島の中では、文献史資料に依って確認を取ることが可能な古代以降の時期に限定してみても、幾多の自然災害―気象災害、地震災害や津波、火山噴火、そして人為的な災害である疫病等、種々の疾病の蔓延等に見舞われ、その度に住民等は苦しめられて来た。しかし、人々はそれらを乗り越えながら、現在に至る日本社会を構築して来たのである。
そこで、本書では、日本古代に編纂された国史(正史)である、「日本書紀」や「続日本紀」等の古記録類を中心的な素材として、これらが編纂された奈良時代~平安時代当時の人々に依る感覚として、如何なる災害が、災害として認識され、それがどの様な日本語のスタイルで示されていたのかを検証し、それを以って当時の人々に依る対災害観や災害対処の文化論を探って行く作業を試みたものである。

出版社 / 発行

ディー・エル・マーケット株式会社(DLMarket Inc)/ 2015年8月20日

著者

大学院言語教育研究科 客員教授 小林 健彦 小林 健彦(こばやし たけひこ)
昭和37年(1962)生まれ。新潟県出身。中央大学文学部史学科国史学専攻卒業。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。
現職は拓殖大学大学院言語教育研究科 客員教授、及び、新潟産業大学経済学部 准教授。専攻は日本語運用史、災害対処文化論、対外交渉史。
著作は『定本 上杉謙信』(共著書、高志書院、2000年)、『越後上杉氏と京都雑掌』戦国史研究叢書13(単著書、岩田書院、2015年)、『韓半島と越国(こしのくに) ~なぜ渡来人は命がけで日本へやって来たのか~』[Kindle版]〔単著書、BookSpace (2015/6/13)、販売:Amazon Services International, Inc. 〕(後に DLMarket Inc)、『災害対処の文化論シリーズ Ⅰ ~古代日本語に記録された自然災害と疾病~』[Kindle版]〔単著書、BookSpace(2015/7/1)、販売:Amazon Services International, Inc. 〕(後に DLMarket Inc)、『災害対処の文化論シリーズ Ⅱ ~室町~織豊期の地震災害と対処の文化~』[Kindle版]〔単著書、BookSpace(2015/7/17)、販売:Amazon Services International, Inc. 〕(後に DLMarket Inc)、『災害対処の文化論シリーズ Ⅲ ~新潟県域に於ける謎の災害~』〔単著書、販売:DLMarket Inc(2015/8/13)〕、等がある。