第17回 後藤新平・新渡戸稲造記念 拓殖大学高校生・留学生 作文コンクール表彰式・記念パーティーが行われました。 | 大学 | ニュース一覧 | 拓殖大学

第17回 後藤新平・新渡戸稲造記念 拓殖大学高校生・留学生 作文コンクール表彰式・記念パーティーが行われました。

掲載日:2015年11月02日

11月1日、拓殖大学文京キャンパスE館101教室・後藤新平・新渡戸稲造記念講堂で高校生・留学生作文コンクールの表彰式が開催されました。このコンクールは、本学第三代学長の後藤新平、当時後藤の下で第二代学監を勤めた新渡戸稲造の国際的思想を顕彰し、若者に伝えていきたいという願いから高校生・留学生を対象に毎年作文コンクールを続けてきました。今年は17回目で、全国の高校生・留学生から2,194点の応募がありました。
当日は、入賞者、来賓を含め100名余りの出席者での開催となりました。

表彰式は、主催者挨拶として本学の渡辺利夫総長、続いて阿南惟正本学後援会会長が挨拶を述べ、続いて、表彰状の授与に移りました。
授与のあと、当コンクール審査委員長の山田政通副学長による選考の経緯、作品の講評がありました。

第17回 後藤新平・新渡戸稲造記念 拓殖大学高校生・留学生 作文コンクール表彰式・記念パーティーが行われました。
高 月明さん

第17回 後藤新平・新渡戸稲造記念 拓殖大学高校生・留学生 作文コンクール表彰式・記念パーティーが行われました。
李 娜さん

受賞者のことばとして、最初に演台に立った高校生の部 最優秀賞受賞者・東京中華学校3年の高 月明さんは、自分の国籍について悩んだこと、それからの立ち直り経験を語り、会場の参加者も真剣に聞き入っていました。
留学生の部 最優秀賞受賞者・拓殖大学留学生別科の李 娜(りな)さん(中国)は、川端康成のフアンで、「雪月花」を引用しての話、また今回の受賞作品「海棠の花」のように気付くひとにしか解らない花の美しさ、そうした美を日本人は持っているということを留学して私は知った、と例をあげて語りました。

引き続き、特別ゲストとして、4年前(第13回作文コンクール)の最優秀賞受賞者で現在お笑いジャーナリストとして活躍中の「たかまつなな」さんのスピーチがありました。たかまつ ななさんは、自分もここで受賞したことなどこれまでの経験を話しながら、考え続けることの重要さ、夢に向かって進んでほしいとユーモアたっぷりに、力強く語りました。4年前の自分の受賞作品にも記された「微力ではあるが、無力ではない」という言葉も込めて、やればできる、とのエールを集まった受賞者に送りました。

記念スピーチは、本学のインドネシアの提携校・ダルマプルサダ大学、台湾の東呉大学でそれぞれ本学と同校との共催で行っている日本語弁論大会の優勝者4名(高校生2名、大学生2名)が流ちょうな日本語でスピーチをしました。

会場をE館9階の展望ラウンジに移して行われた記念パーティーでは、受賞者全員のスピーチがあり、また、食事をしながらお互い友好を深めました。たかまつさんを囲んでの写真撮影や、サインをお願いしながらの歓談に盛り上がり、受賞者の喜びのシーンが途絶えることはありませんでした。
来賓のひとりは、「すばらしい表彰式・パーティーでした。高校生・留学生ともにしっかりしていて、志の高さに感動の一日でした」と感想をのべておられました。

第17回 後藤新平・新渡戸稲造記念 拓殖大学高校生・留学生 作文コンクール表彰式・記念パーティーが行われました。
集合写真

第17回 後藤新平・新渡戸稲造記念 拓殖大学高校生・留学生 作文コンクール表彰式・記念パーティーが行われました。
たかまつ なな さん