『経済数学入門』丹野 忠晋(政経学部教授)著 | 大学 | ニュース一覧 | 拓殖大学

『経済数学入門』丹野 忠晋(政経学部教授)著

掲載日:2017年09月21日

経済数学入門

この本は数学を使って難しいと考えられている経済学や経済数学を初歩から分かりやすく書いてあります。 拓殖大学などの学部や大学院の講義ノートを元に学生の様々な疑問に答えつつ一歩一歩基礎からしっかりと学んでいきます。 最初は数とは何かから始まりますが、定義をきちんと理解して計算力を付けるためにはうってつけの題材です。 経済数学ですから計算を行って経済学の問題を解くことが目的です。しかし、単純にパターンを覚えることは応用が利かなくなる恐れがあります。 しっかりとした基礎から公式の理解を得て自分の頭の中に豊かなイメージを構築することが重要です。 そのため計算問題を豊富に含めると同時に多くの図を載せました。公務員試験などの試験では必須の経済学ですが、 この本で学ばれると試験に出てくる経済学の問題を得点科目とすることができるでしょう。
章末にある練習問題の解答も類書に比べて詳しく載せています。出版元の日本評論社のサイトにさらに詳しい解答が掲載されています。 このように数学で経済学が苦手にならないよう様々な工夫がほどこされてあります。しっかりと経済数学や経済学の基礎を学び、 さらなる経済学の理解に結びつけることを願っています。

出版社

日本評論社

発行日

2017年9月20日

著者

1965年、札幌市生まれ。
高崎経済大学経済学部卒業、横浜国立大学大学院経済学研究科修士課程修了、一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。
一橋大学経済学部助手、日本学術振興会特別研究員、跡見学園女子大学マネジメント学部を経て、2016年より拓殖大学政経学部教授。
その間、公正取引委員会競争政策研究センター客員研究員とIDEI、 Universite de Toulouse 1、 Visiting Researcherに就く。

【著書】
武隈 慎一編著金子 浩一、 丹野 忠晋、 小川 浩、 原 千秋、 山重 慎二著『入門ミクロ経済学』ダイヤモンド社、 2005年。
【翻訳】
ピーター・バーク、 クヌート・シュドセーテル著『エコノミスト数学マニュアル』鈴村興太郎監訳、 丹野忠晋訳日本評論社、 1996年。
【論文】
「医療用医薬品の流通分析-卸の機能と情報提供サービスに関する実証研究-」(櫻井秀彦、増原宏明、林行成、恩田光子、山田玲良共著)『日本商業学会 流通研究』第19巻、第1号、2016年、pp。 15-24。
「医療用医薬品流通における交渉力と薬価基準制度」(林行成共著)『応用経済学研究』第 8 巻、2014年、pp。 115-127。
「チャネル選択と製品差別化投資」『経済研究』、 第49巻、第1号、 1998年1月、 pp。 47-57。