『死生観の時代 超高齢社会をどう生きるか』渡辺利夫(拓殖大学 学事顧問)著
掲載日:2018年02月15日
死生観の時代 超高齢社会をどう生きるか
医療の発達によって、今やほとんどの病気は治るとされています。
しかし、病気の早期発見・早期治療のために、毎回不安な気持ちで検診を受け続けることが、幸せな生き方なのでしょうか。
どのような状態にあっても、生命を維持するという信念に基づいて、痛く苦しい治療を受け続けることが、私たちの望む最期なのでしょうか。
極端に発達した検診機械などに身を委ねていれば、残酷な最期が待ち受けている。
自らの死生観をもって「あるがまま」に生きよ――。
本当に幸せな老い方とは?経済学者である著者が、ビッグデータに基づいて考えます。
出版社
海竜社
発行日
2018年2月9日
著者
渡辺利夫(わたなべ・としお)
拓殖大学学事顧問、前総長、元学長。
1939年6月山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学卒業、経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て現職。
前外務省国際協力有識者会議議長。第17期日本学術会議会員。元アジア政経学会理事長。(公)オイスカ会長。外務大臣表彰。正論大賞。
著書に『成長のアジア 停滞のアジア』(吉野作造賞)、『開発経済学』(大平正芳記念賞)、『西太平洋の時代』(アジア・太平洋賞大賞)、『神経症の時代』(開高健賞正賞)、『アジアを救った近代日本史講義――戦前のグローバリズムと拓殖大学』、『放哉と山頭火――死を生きる』、『士魂――福澤諭吉の真実』などがある。