『災害対処の文化論シリーズ Ⅵ 韓半島における災害情報の言語文化 ~倭国に於ける災害対処の文化論との対比~』小林 健彦(言語教育研究科 客員教授 )著 | 大学 | ニュース一覧 | 拓殖大学

『災害対処の文化論シリーズ Ⅵ 韓半島における災害情報の言語文化 ~倭国に於ける災害対処の文化論との対比~』小林 健彦(言語教育研究科 客員教授 )著

掲載日:2019年01月24日

災害対処の文化論シリーズ Ⅵ 韓半島における災害情報の言語文化 ~倭国に於ける災害対処の文化論との対比~

朝鮮半島地域を対象とした災害対処文化の歴史を取り扱った唯一の書籍です。倭国へ漢字を公伝させたとする、隣地、韓半島・朝鮮半島に於いても、残存する信憑性の高いものは少ないですが、古来、種々の記録類が作成されていたものと推測されます。その中においても、様々な災害記録が残されているのです。そうした自然災害に対する認識は、災害情報の記録にも反映され、更には、日本へも影響を与えていたのでしょうか。本書では、そうした問題視角より、韓半島に於ける対災害観や、災害対処の様相を文化論として窺おうとしたものです。 具体的には、1145年、高麗国の仁宗(第17代国王)の命に依り、金富軾等19名の史官等が編纂、担当し、進上したとされている「三国史記」を素材として取り上げながら、自然災害関係記事の内容、編纂意図や位置付けをも、言語文化、文化論の観点より探りました。各記事の内容分析に際しては、地盤に関わる災害、気象災害、天文現象、その他に類別し、当該記事に記載された現象自体に対する追究、それが記事として登載された意義に関しても検証作業を実施しています。 天文現象と災害との関係とは?韓半島で一番多く発生していた自然災害は何?日本を災害発生と関連付け、警戒し、敵対するようになっていたのには何と2,000年もの長い歴史があった!!!こんな疑問を分かりやすく解説!!中学生以上向き。地域学習、講演資料、防災・災害学習等にも幅広くご利用いただけます。また、資料集としてもご活用いただけます。本書は、電子書籍の製本版となります。インターネットよりのご購入となります。

出版社

シーズネット株式会社

発行日

2019年2月1日

著者

小林 健彦(こばやし たけひこ)。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻 博士後期課程 単位取得 満期退学。現職は、拓殖大学大学院言語教育研究科 客員教授、新潟産業大学経済学部 教授、同大学院経済学研究科 兼担。専門は歴史工学、日本語運用史、災害対処文化史、対外交渉史等。主な近著には、『越後上杉氏と京都雑掌』戦国史研究叢書13(単著書、岩田書院、2015年)、『韓半島と越国』(単著書、DLMarket Inc・シーズネット株式会社 製本直送.comの本屋さん、2015年)、『災害対処の文化論シリーズ Ⅰ』~『災害対処の文化論シリーズ Ⅵ』(計6冊、単著書、同、2015年~2019年)、『日本語と日本文化の歴史基層論』(単著書、同、2017年)、等がある。

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