『基礎ゼミ 政治学』岡田陽介(政経学部准教授)共著 福井英次郎 編

掲載日:2019年04月03日

基礎ゼミ 政治学

さまざまな立場や意見を学び、思考を深めよう!

 □ゲームを通じて、政治学を体験的に学ぶ
 □仲間と議論して、多様な考え方を理解する
 □日常に政治を見出し、問題を発見する
 □ワークシートで、論点や意見を整理する

人数の多いほうが有利だとは限らない? 民意を大切にすべきなのはなぜ?
選挙・メディアなど身近な話題から貿易・環境など地球規模の課題まで、政治の営みをゲームやディベート、ディスカッションを通じて体験的に学べる入門書。

目次

はじめに
メインのワークのやり方

第Ⅰ部 社会と政治
第1章 日常に政治をみつけることができるか?
 ――市民生活と利益団体(福井英次郎)
第2章 だれが公共財を提供すべきか?
 ――政府・市場・ガバナンス(市川顕)
第3章 メディアは市民に影響を与えるのか?
 ――メディアの役割と影響力(岡田陽介)

第Ⅱ部 価値と政治
第4章 民意はなぜ尊重されるべきか?
 ――民主主義の価値(松元雅和)
第5章 多様性はどのように受け入れられるか?
 ――リベラリズム、寛容、多文化主義(沼尾恵)
第6章 ジェンダー平等をいかに実現するか?
 ――政治参加とポジティヴ・アクション(藤田智子)

第Ⅲ部 制度と政治
第7章 だれが、なぜ、政治に参加するのか?
 ――投票行動と政治参加(荒井紀一郎)
第8章 民主主義にはどのような制度があるのか?
 ――執政府-立法府関係と一票の格差(鎌原勇太)
第9章 国を治めるのはだれか?
 ――政治家と官僚(笹岡伸矢)
第10章 どこまでが地方の領分か?
 ――地方自治と分権改革(松尾秀哉)

第Ⅳ部 世界と政治
第11章 現代世界はどのようなものか?
 ――現代国際政治史(黒田友哉)
第12章 戦争はなぜ生じるのか?
 ――主権国家体制と安全保障(福井英次郎)
第13章 なぜFTA/EPAを進めるのか?
 ――自由貿易の推進と反発(武田健)
第14章 地球環境を守る政治はいかにして可能か?
 ――気候変動をめぐる取り組みを事例に(臼井陽一郎)

引用文献
あとがき
巻末資料
索引

出版社

世界思想社

発行日

2019年4月15日

著者

岡田陽介(政経学部准教授)

2010年学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。慶應義塾大学法学研究科助教、立教大学社会学部助教、拓殖大学助教(2017年4月)を経て、2019年4月より現職。投票参加を中心とした投票行動研究に従事。著書として『政治的義務感と投票参加―有権者の社会関係資本と政治的エピソード記憶』木鐸社、2017年など。