『パウル・クレーの〈忘れっぽい天使〉を だいどころの壁にかけた』 相沢正一郎(商学部非常勤講師)著著 | 大学 | ニュース一覧 | 拓殖大学

『パウル・クレーの〈忘れっぽい天使〉を だいどころの壁にかけた』 相沢正一郎(商学部非常勤講師)著著

掲載日:2019年07月23日

パウル・クレーの〈忘れっぽい天使〉を だいどころの壁にかけた

たまには詩集を手にとってみませんか。詩といっても、なにも高尚で難解なわけではありません。日記のかたちを借りた散文詩です。

ソファーの下から見つけた靴下のかたわれ......縁を欠いてしまったお気に入りの紅茶カップ......留守番電話に残された旅だっていった人の声......ゆっくり流れる夕暮色にくるまれた時間。あなたはきっと、ささやかなものたちの蔭にみえかくれする幻に触れられるはず。

せわしない雑事に追われる日々の中で、ときには窓をあけて深呼吸をすることだって必要。......どうか台所の壁にかけた天使の絵と会話してみてください。

出版社

書肆山田

発行日

2019年7月10日

著者

拓殖大学商学部卒業。詩人。日本現代詩人会理事。2005年『パルナッソスへの旅』でH氏賞受賞。2010年『テーブルの上のひつじ雲/テーブルの下のミルクティーという名の犬』で藤村記念歴程賞受賞(現代詩花椿賞候補、現代詩人賞候補)。朗読やロックや舞踏とのコラボレーションでも知られている。
ほかに『リチャード・ブローティガンの台所』(高見順賞予選候補)、『ふいに天使が きみのテーブルに着いたとしても』、『ミツバチの惑星』(小野十三郎賞候補)、『プロスペローの庭』(高見順賞候補)、『風の本〈枕草子〉のための30のエスキス』(丸山薫賞候補)など。