第4回拓殖大学・ナレースワン大学共催日本語教育研修会が開催されました

掲載日:2020年03月26日

2月22日、23日の二日にわたり、タイのナレースワン大学にて、拓殖大学・ナレースワン大学共催の「第4回日本語教育研修会」が開催されました。

ナレースワン大学はタイ北部、ピサヌロークにある国立大学で、5年前より本学とともに、ピサヌローク近郊の中等教育機関等で日本語を教えるタイ人教員、日本人教員を対象に当研修会を実施してきました。

今年はナレースワン大学創立30周年記念の年にあたり、開会式では「日タイ交流関係」をテーマにした華麗なタイダンスが披露されました。 今回の研修会では「日本事情」教育が取り上げられ、昨年に続き、本学国際学部の近藤真宣教授が「日本事情」の学習目標や使用教材、その指導法について講演をしました。また、2日目のワークショップでは、用意した写真教材などを使用し、どのような目的を持たせて授業を展開するかという課題をもとに、参加者は体験的な学習を通して講義内容への理解を深めました。

タイのピサヌロークからも、ピブンソンクラーム・ラチャパット大学のトーサック・ロムソムサー講師、ピチットピタヤーコム高校のスッハタイ・カミンタクーン講師がそれぞれ実践研究を発表され、たいへん充実した、有意義な研修会となりました。 修了式では、当研修会に参加した日本語教員に、拓殖大学・ナレースワン大学より修了証が授与されました。 また、近藤教授による、本学外国語学部に新設された国際日本語学科や別科日本語教育課程の紹介、現地教員との交流会も行われました。

タイ国内では、日本語の学習熱が高まっており、日本語教育の充実、日本語教員の教育技術のレベルアップが望まれています。 本学とタイ・国立ナレースワン大学とは、今後も研修会開催等を通して、より活発な相互交流の実現が期待されます。

画像

開会式での記念撮影

画像

「日タイ交流」をテーマにしたダンス

画像

講演中の近藤真宣教授

画像

ワークショップの風景

画像

参加した大学教員・高校教員との記念撮影