桂太郎塾前期授業が行われました

掲載日:2022年07月20日

桂太郎塾では土曜日の午前中に学内外講師による講義を行っています。

528日(土)、熊岡路矢日本国際ボランティアセンター顧問が、「カンボジア等でのボランティア・NGO活動の実践から」と題して、海外におけるボランティア活動の実態について講義しました。熊岡講師は、国境付近での危機管理など、これまでの実体験を交えながら、人を助けることの難しさ、生きていく中で「志」をもつことの大切さを語りかけました。

611日(土)には、出川展恒NHK解説主幹をお招きし、「ウクライナ戦争と中東情勢」についてお話しいただきました。出川講師は、ウクライナ戦争におけるトルコの立ち位置やイラン核合意、中東の食糧問題などを解説。そのうえで、国際エネルギー市場への影響を説明し、今後の日本のエネルギー戦略のあり方や国際社会における日本の役割について塾生へ問いかけました。

続いて、625日(土)には、倉井高志前ウクライナ駐箚特命全権大使が「ロシアによるウクライナ侵攻-その背景と今後の展望」と題し、現在のウクライナ情勢について解説しました。塾生たちは、倉井講師から軍事、政治、経済の多岐にわたる詳細なウクライナ情勢の分析を学び、授業後も、戦争を防ぐ手立てだてはなかったのか、我が国の安全保障体制はこのままでよいのかと議論を交わし、高い問題意識を育む機会となりました。

79日(土)には、宮家邦彦内閣官房参与が「地政学と日本の大戦略」をテーマに、地政学とは何か、と冒頭に塾生へ問いかけ、しっかりと定義づけを行って論証することの重要性を説明しました。さらに、宮家講師は、様々な例題を提示して、何事も額面通り受け止めるのではなく、物事の本質をあらゆる側面から考えることを説き、仮説を立て、検証する方法を伝授しました。

桂太郎塾では、講義が行われた午後、集団討論や論文発表などのゼミナールも行っています。

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熊岡講師

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出川講師

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倉井講師

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宮家講師

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ゼミの様子