「館ヶ丘団地における学生活動発表会」が開催されました

掲載日:2022年07月27日

7月20日(水)八王子市館町にある館ヶ丘団地の集会所にて「館ヶ丘団地における学生活動発表会」が開催されました。
八王子国際キャンパスに隣接するUR館ヶ丘団地では本学の学生がゼミの一環でワクチン接種予約代行や防災計画の策定などの諸活動を行っています。

この度その活動成果を発表する「館ヶ丘団地における学生活動発表会」が団地の自治会組織である「館ヶ丘自治会」の主催で開催され、当日は本学及び法政大学の下記の4団体が参加しました。
・拓殖大学「国際学部 徳永研究室」
・拓殖大学「CDS(Community Design Supporters)」
・拓殖大学「国際学部 藍澤ゼミナール」
・法政大学「たまぼら館ヶ丘プロジェクト」

徳永研究室の発表では国際学部国際学科4年の田澤菜々花さんと2年の木村夏葵さんより「地方創生にあり方について調査研究を行っている。現在日本全体で高齢化や人口減少が危惧される中、八王子地域もその状況が顕著になっており早急にその対応を求められる現状を背景に地域の衰退に歯止めを掛け賑わいの核となる新たな道の駅の設置を目指している。2019年には地域住民の方に道の駅を体験してもらう為に拓大マルシェを開催した。」との発表がありました。

次のCDS(Community Design Supporters)の発表では工学部デザイン学科4年の桃井駿さんと松澤萌香さんより「これまで地域食堂の多目的掲示板の設置、およびチョークアートの掲示、子ども向けワークショップ、自治会事務局のシャッターアート制作などに取り組んできた。以降、地域食堂のお弁当配達ボランティアや、チョークアートの更新、イベントのお手伝いなど、交流が継続している。」との発表がありました。

藍澤ゼミナールでの発表では国際学部3年松村杏美さんと2年の國分靖恵さんより「2019年よりプロジェクトを行っている。まず学生自身が館ヶ丘団地を知ることを目的に活動を行った。次に団地に住む方のニーズに注目して活動を行った。具体的にはワクチン接種予約代行、スマホ教室を行った。どちらも大勢の方に参加していただいき、私たちも団地での生活や住民の方について知る良い機会となった。2021年度からは住民同士で助け合える仕組みを機能させるための防災活動を行っている。今後も住民の方々のニーズに応えて活動をしていきたい」との発表がありました。

最後に法政大学の「たまぼら館ヶ丘プロジェクト」の発表では社会学部3年の成瀬遙花さんより「館ヶ丘団地を拠点として活動しており、住民と学生の交流の架け橋となるようなイベントを計画している。昨年度はコロナ禍の影響で団地内での活動はほとんど出来ず試行錯誤の結果、マップ作りと防災ワークショップを行った。マップ作りでは実際に団地内を歩いて纏めた。防災ワークショップは自治会からの要望や意見を元に団地住民の方々の防災意識を高めようと企画した。議論を行ったり専門家からアドバイスをもらうことができた。想像以上に住民の防災意識が高くより深い討論が為された。今年度の活動は個人活動と全体活動と大きく二つに分けて行っていて、個人活動では授業の合間に団地内タクシーの運行やお総菜の販売・配達、子ども食堂のお手伝いなどを行った。また全体活動では主に季節毎のイベントを実施している。」との報告があった。

最後に住民の方々、UR担当者と意見交換を行い発表会を終えました。
またこれを機会に拓殖大学と法政大学の学生が連絡を取り合い交流を深めることとなりました。

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館ヶ丘自治会 高瀬智規会長のご挨拶

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徳永研究室の発表

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CDS(Community Design Supporters)の発表

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藍澤ゼミナールの発表

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法政大学たまぼら館ヶ丘プロジェクトの発表