海外事情研究所附属台湾研究センター主催「台湾研究ワークショップ」を開催しました

掲載日:2022年10月11日

10月1日(土)、文京キャンパスにおいて、海外事情研究所附属台湾研究センター主催「台湾研究ワークショップ」を開催しました。今回は、在日サウジアラビア王国大使館のヘラル・アルハルビ一等書記官が「サウジアラビアと台湾の歴史的関係」をテーマに研究報告を行いました。サウジアラビアは1990年7月に台湾との44年間に亘る公式な外交関係が途絶しましたが、その後、非公式な形での実務関係を維持しながら、技術協力を始めとする経済面での関係強化を図り、特にサウジアラビアからの石油、台湾からの建築資材・消費財を中心とする貿易関係の発展が著しく、台湾にとって、サウジアラビアは8番目の貿易相手国となっています。
ヘラル一等書記官は「サウジアラビアは常に中国と台湾との狭間で難しい外交を迫られて来た。その意味で、中台間のバランス外交を巧みに展開して来た日本の例は大いに参考になる」と述べました。当日は各所員から次々とコメントや質問が寄せられ、活発な議論が展開されました。

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