外交官が国際教育会館を訪れました

掲載日:2023年04月10日

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文京キャンパス国際教育会館、この本館建物は昭和8年(1933 年)「東方文化学院東京研究所」として後に東京帝国大学(現 東京大学)総長となった内田祥三(よしかず)博士の設計により建設されました。

昭和21年(1946年) 2月から外務省が研修所として施設の一部を使用し、昭和42年(1967年)7月に東洋文化研究所(東方文化学院から改称)が移転した後は、全施設を外務省が使用していました。

その後、平成6年(1994年)3月外務省研修所が相模大野に移転してからは、長く無人となっていましたが、平成14年(2002年)春、拓殖大学はこの由緒ある建物を取得し、改修工事を行い、新たに「国際教育会館」として、平成15年(2003年)春から別科 日本語教育課程の授業を、また平成21年春からは日本の将来を背負って立つリーダーやスペシャリストを育てることを目指す桂太郎塾の講義をここで行っています。

今回この由緒ある国際教育会館に、1973年外務省で将来の外交官として、入省直後数ヶ月間、前身である外務省研修所で研鑽に努め、その後外交官として活躍なさった19名の方々をお迎えし、当時を振り返っていただきました。

「この国際教育会館の場は、我々が外交官人生の第一歩を踏み出した所です。ほぼ当時のまま残されており、本当に有り難いです。50年前、ここで語学の研修を受けたり、外交関係の講義を受けたことをとても懐かしく思い出し、感慨ひとしおです。また桂太郎公が創設された拓殖大学がこの由緒ある施設を引き継がれ、多くの諸国から留学生を受け入れて世界との交流の拠点として新たな発展を目指されている現状を目の当たりにして、感銘を受けました。現在の国際教育会館は、建設されて90年、日本の辿って来た道を見守ってきた所です。これからも末長く、日本の内外で活躍する人材を養成し続け、我が国が拓く道を見守って行ってくれることを願っています。」と言うお話しを伺うことが出来た貴重な機会となりました。

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(国際部)